※寸法図
薄い鋼板から精密絞り加工で外輪を成形し、その軌道面を表面硬化した後に針状ころと保持器を組付けた軸受である(接尾記号に”M”がつく型番については組立て後に熱処理を行っている)。 外輪をもつ軸受としては最も断面高さが小さく小スペース化とコスト節減が可能である。 通常、内輪を用いずに軸を直接軌道面とする設計がとられる。 外輪は針状ころと保持器が分離しない構造となっており、軸受は剛性のあるハウジングに適切なはめあいで圧入するだけでアキシアル方向の固定のために止め輪などは必要なく、取扱いが簡便である。