液道の開閉にはエアー圧により作動するピストンが使われますが、先のニードルバルブとは反対にエアー圧によりピストンが下がり、液道を開き、塗布します。塗布サイクルが終了するとバルブ内部のスプリングによりピストンが上がり、液道を閉じます。塗布サイクルが終了するとピストンが上へ引き戻されるため、自然にサックバックが行われます。このサックバックはシリコン・グリース・シーラント等の高粘度の液剤塗布で生ずる液垂れを防ぐ効果があります。スプールバブはガスケットにシーラントを塗布する作業に多く使用されますこのほか、自動車産業でグリースの塗布・シリンジやカートリッジに液剤を充填する作業現場で数多く使用されます。