このデザインは、17世紀の製本家ル・ガスコンのものとされるデザインにインスピレーションを得て生まれました。ル・ガスコンは伝説的な製本家であるにもかかわらず、世間的にはほとんど知られていません。ポワンティエとファンフェアという製本様式の発案者であり、後世の製本史のいたるところに彼のデザインの影響が見てとれます。 仮に原版がル・ガスコンの作品でないとしても、様式は明らかに彼のものであり、別のフランス人の職人が作ったであろうと推定されます。ル・ガスコン様式の製本はシャルル9世時代の終わり近くに初めて登場し、洗練された精緻な装飾が珍重されたようです。ル・ガスコンのファンファール製本では、繰り返されるファンファール模様に金の装飾が散りばめられ、あわせて手仕事によるポワンティエ装飾が施されていました。 原版は、赤いモロッコ革で作られており、ロゼット、渦巻き、点線などのエンボス加工や箔押しが施されていました。また、皮に線を刻んで作られたル・ガスコンならではの小さなコンパートメント(区切り)もデザインを特徴付けています。オリジナルの製本が誰の手になるものであれ、アーティスティックで先見的なデザインを称えて作られたことに変わりはありません。
カバーソフトカバー
タイプClosure:Closureなし、エッジプリント:あり、:ポーチ:フリーポケット
フォーマット形式罫線
私たちをいつも虜にしてきたルネッサンス様式の金箔押しを施した製本、そして染めた革の深い色合いの素晴らしさに触れ、このパシフィックブルーの装丁は、私たちを出版ルーツに立ち返らせてくれました。アンティークレザーを使った製本の不変の美しさは、この穏やかなシーグリーンの表紙にも表れています。
カバーソフトカバー
タイプClosure:ゴムバンド、エッジプリント:あり、:ポーチ:フリーポケット
フォーマット形式罫線
本装丁は、1514年にパリのSalel製本所が手がけた「Chroniques(年代記)」というタイトルの製本がもとになっています。豊かさを具現化したようなデザインは、ルネッサンス風の装飾の豪華さを反映しています。このローズピンクのノートブックを手にすると、人生の複雑さを感じさせてくれるでしょう。
仕様GSM(紙の厚さ):80
カバーソフトカバー
サイズミニ
質量(g)約87
タイプClosure:ゴムバンド、エッジプリント:あり、:ポーチ:フリーポケット
枚数208
寸法(幅W×高さH×奥行D)(mm)90×140×12
行数1ページあたり:19
罫幅(mm)6.6
フォーマット形式罫線
1冊
¥1,898
税込¥2,088
3日以内出荷
デザイナーのピエール・ルグラン (1889~1929)のオリジナル作品を再現し、本表紙ではアールデコ様式の影響を受けた強烈な幾何学的要素の躍動感を表現しています。ルグランは20世紀初頭のフランス製本界における重鎮でした。1916年にフランス陸軍を除隊すると、ルグランのデザインに対する鑑識眼が認知されるようになり、愛書家でコレクターでもあるフランス人のジャック・ドゥーセは、自身の素晴らしい図書室のために他にはない製本をルグランに依頼しました。
仕様GSM(紙の厚さ):100
カバーソフトカバー
サイズミディ
質量(g)約98
タイプClosure:Closureなし、エッジプリント:あり、:ポーチ:フリーポケット
枚数176
寸法(幅W×高さH×奥行D)(mm)130×180×13
行数1ページあたり:21
罫幅(mm)6.67
フォーマット形式罫線
1冊
¥2,298
税込¥2,528
3日以内出荷
金や銀を施した本デザインは、もともとはリチャード・アレストリーの『The Government of the Tongue (言葉の力) 』の製本のためにクイーンズ・バインダー「A」が手がけたものです。表紙全体に施された細やかな模様のバランスが素晴らしく、時代が生んだ輝く宝石だと言っても過言ではないでしょう。クイーンズ・バインダーとは、王政復古期のイギリスの小さな職人グループを指します。この「A」と呼ばれる業者の名前は知られていませんが、金箔を使った贈呈用の本の製本に対する高い評価は疑う余地がありません。
仕様GSM(紙の厚さ):120
カバーハードカバー
タイプClosure:留め金、エッジプリント:あり、:ポーチ:フリーポケット
枚数240
フォーマット形式罫線
オリジナルの製本はモロッコ革に凝ったフィリグリー細工と金の点をちりばめて仕上げたもので、ここで再現したのは、フランス国立図書館に所蔵される第二帝政時代(1865~1870)以降のコレクションの一つです。デザインしたのはパリにあった無名のアトリエで、「パリ聖務日課」の冬期部分を収めるために作られました。
カバーハードカバー
タイプClosure:ゴムバンド、エッジプリント:あり、:ポーチ:フリーポケット
フォーマット形式罫線
コッカレル・アンド・サン製本所は、サンディ・コッカレルが開発した独特の手法によるマーブリング製法で広く知られています。彼は伝統的な手作りのマーブル紙製法を行っていましたが、非常に複雑な模様を手早く、大量に生産する方法を見つけました。ここで再現したのは、そのようなアイコン的マーブル紙の一つです。
仕様GSM(紙の厚さ):120
カバーハードカバー
サイズミディ
質量(g)約124
タイプClosure:ゴムバンド、エッジプリント:なし、:ポーチ:フリーポケット
枚数144
寸法(幅W×高さH×奥行D)(mm)120×180×18
行数1ページあたり:21
罫幅(mm)6.67
フォーマット形式罫線
1冊
¥2,398
税込¥2,638
3日以内出荷
ブルー・ラックスのデザインが持つ真ちゅうと青が醸し出す雰囲気をゆっくりと堪能してください。オリジナルは、1715年にアムステルダムの中心地で、羊皮と金箔を使って製本されたものです。その本に収められたのは、イギリスの廷臣だったジョン・チェンバレンが編集したおよそ150もの言語や方言に翻訳されたオラティオ・ドミニカ(主の祈り)でした
仕様GSM(紙の厚さ):85
カバーハードカバー
サイズミニ
質量(g)約68
タイプClosure:ゴムバンド、エッジプリント:あり、:ポーチ:フリーポケット
枚数176
寸法(幅W×高さH×奥行D)(mm)90×140×16
行数1ページあたり:19
罫幅(mm)6.6
フォーマット形式罫線
1冊
¥1,998
税込¥2,198
3日以内出荷
1990年代にスコット・ハズビーが手掛けた製本をもとにしたデザインで、1800年代前半に作られたシェイクスピアのファースト・フォリオにつけられた新しい表紙の断片を使って作られています。1623年に初版が出された「Mr. William Shakespeare’s Comedies, Histories & Tragedies(ウィリアム・シェイクスピアの喜劇、史劇、悲劇)」 (つまりファースト・フォリオ)は、出版史上、最も価値のある本の一つです。
カバーソフトカバー
質量(g)約98
タイプClosure:ゴムバンド、エッジプリント:なし、:ポーチ:フリーポケット
フォーマット形式罫線
18世紀にオクタビイ・プッチネッリ(Octavio Puccinelli)出版社により発行された『Missale Sacri Ordinis Praedicatorum』の1768年版からとられたデザインです。この時期、製本作業にはシンプルさと複雑さが混在していました。綴じ糸が外から見えないように背に埋め込まれており、本の構造自体は単純だった一方で、より手の込んだ装飾が施されるようになっていきました。
カバーソフトカバー
タイプClosure:ゴムバンド、エッジプリント:なし、:ポーチ:フリーポケット
フォーマット形式罫線
デザインのもとになっているのは、1514年にパリのサレル製本所によって発行された「Chroniques(年代記)」という書籍の装丁です。その重厚なデザインには、建築、芸術、そして文化的生活のあらゆる側面に影響を与えた華やかなルネッサンスの装飾様式が反映されています。きらびやかな青緑色の表紙が、人生の物語の複雑や文章の無限の可能性を感じさせてくれることでしょう。
仕様GSM(紙の厚さ):120
カバーハードカバー
タイプClosure:留め金、エッジプリント:あり、:ポーチ:フリーポケット
枚数240
フォーマット形式罫線
この繊細な群葉模様は、17世紀に作られたパッション・シリーズの製本の装飾として用いられたもので、オリジナル作品は偉大な版画家、ルーカス・ファン・レイデンが1521年に制作したものです。ここで再現したのは、後にヤン・ハルメンス・ミュラーが17世紀に手掛けた複製です。芸術家としてのミュラーは、先人の作品を熟練の技で再現することでよく知られていました。小さく彫られたミュラーの名前があるおかげで、これが複製品だとわかります。
カバーハードカバー
タイプClosure:ゴムバンド、エッジプリント:あり、:ポーチ:フリーポケット
フォーマット形式罫線
キリスト教徒にとっては最も重要な時期である聖週間。この期間になされるべき儀式やしきたりを記したL’office de la Semaine Sainteを護る1688年の装丁を再現。実物の表紙をくまなく飾っているのは、ファンファール様式の文様。手作業による精巧な金箔押し細工が施された、17世紀の流行スタイル。製本職人に卓越した技能が求められることから、特に重要な本に限って用いられた。
仕様GSM(紙の厚さ):120
カバーハードカバー
サイズミディ
質量(g)約181
タイプClosure:留め金、エッジプリント:あり、:ポーチ:フリーポケット
枚数240
寸法(幅W×高さH×奥行D)(mm)130×180×30
行数1ページあたり:21
罫幅(mm)6.67
フォーマット形式罫線
1冊
¥2,898
税込¥3,188
3日以内出荷
鮮やかなターコイズブルーのノートに、あなたの人生の記録を綴ってみませんか。デザインのもとになっているのは、1514年にパリのサレル製本所によって発行された「Chroniques(年代記)」という書籍の装丁です。その重厚なデザインには、建築、芸術、そして文化的生活のあらゆる側面に影響を与えた華やかなルネッサンスの装飾様式が反映されています。きらびやかな青緑色の表紙が、人生の物語の複雑や文章の無限の可能性を感じさせてくれることでしょう。
仕様GSM(紙の厚さ):100
カバーソフトカバー
サイズミディ
質量(g)約98
タイプClosure:Closureなし、エッジプリント:あり、:ポーチ:フリーポケット
枚数176
寸法(幅W×高さH×奥行D)(mm)130×180×13
行数1ページあたり:21
罫幅(mm)6.67
フォーマット形式罫線
1冊
¥2,298
税込¥2,528
3日以内出荷
イスラム黄金時代の流れを受けたペルシャのサファヴィー朝様式は、製本工芸の最高峰。 その幅は14世紀のシンプルな型押の幾何学的文様から16世紀の複雑きわまる構成にまで渡った。 シンメトリックで上品なラインが身上であり、メダリオン、四分円、動植物のモチーフ、五角形の折り返し袖、切り抜いた皮革に色紙、金箔が絶妙に配された精緻な装飾の飾り見返し(内表紙)を特徴としました。 本デザインはこの飾り見返しを基に、手作業による型押しでモチーフが皮革に配され、比類なく精緻な装丁として結実している。 現代にあっても変わらない、優美と洗練の象徴です。
仕様GSM(紙の厚さ):120
カバーハードカバー
サイズミディ
質量(g)約149
タイプClosure:マグネット式カバー、エッジプリント:なし、:ポーチ:フリーポケット
枚数144
寸法(幅W×高さH×奥行D)(mm)125×180×20
行数1ページあたり:1
罫幅(mm)6.67
フォーマット形式罫線
1冊
¥2,398
税込¥2,638
3日以内出荷
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