溶接時に発生するヒューム量を同タイプ溶接棒に比べ約30%低減したライムチタニヤ系溶接棒です。
再アーク性・ビードの伸びも良く、スラグ剥離にも大変良く優れた溶接棒です。
被覆の可とう性が良好ですから曲げて使用できます。
難吸湿タイプなので、通常の保管状態では乾燥を省略できます。(過度に吸湿すると作業性劣化のほかピットが発生することがありますので、70~100℃で30~60分の乾燥を行って下さい)
用途軟鋼を用いる車両、軽量鉄骨、建築などの一般建造物の溶接
タイプ軟鋼薄・中板用低ヒュームタイプ
JIS規格Z3211 E4303 (旧Z3211 D4303)
被覆系ライムチタニヤ系
AWS規格A5.1 E6013該当
ビード外観・スラグ剥離性も良好、またX線性能及び機械的性質にも優れた溶接棒です。
用途軟鋼および490N/mm2級高張力鋼を使用する造船、橋梁、建築、圧力容器などの溶接
タイプ490N/mm2級高張力鋼用
JIS規格Z3211 E4916 U (旧Z3212 D5016)
AWS規格A5.1 E7016該当
色棒端色:青白色、二次着色:白色
備考船級認定:NK、ABS、LR、DNV、GL、BV、CR
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TIG溶接棒 軟鋼用
モノタロウ
¥2,898~
税込¥3,188~
軟鋼・490N/mm2級高張力、および低温用アルミキルド鋼の全姿勢溶接用の溶接棒です。
スラグが極めて少なく、作業性が非常に良好であり、美しいビード外観が得られます。
低温での衝撃値が優れており、原子炉の配管をはじめ各種パイプの全姿勢溶接や裏波溶接に適しています。
自動溶接機を使用することにより、中、厚板の多層盛り溶接にも適用できます。また、湯流れが良いため、薄板の溶接にも適しています。
用途電力、電機、産業機械、造船、圧力容器、車両等の各種構造物の突合せ及びすみ肉溶接。
棒長(mm)1000
JIS規格Z3316 YGT50
伸び(%)熱処理(溶接のまま):33熱処理(625℃×1h):35熱処理(625℃×4h・8h):36
AWS規格A5.18 ER70S-G
引張強力(N/mm2)熱処理(溶接のまま):580熱処理(625℃×1h):550熱処理(625℃×4h):530熱処理(625℃×8h):500
降伏点(N/mm2)熱処理(溶接のまま):480熱処理(625℃×1h):430熱処理(625℃×4h):410熱処理(625℃×8h):380
吸収エネルギー(J [-30℃])熱処理(溶接のまま):180熱処理(625℃×1h):200熱処理(625℃×4h):220熱処理(625℃×8h):230
RoHS指令(10物質対応)対応
作業性と溶接性の双方を考慮して設計された溶接棒で、薄板から20mm程度以下の厚板までの全姿勢突合せ溶接、すみ肉溶接に適用できます。水平すみ肉溶接でスラグがよくかぶりビートの伸びが良好で、ビート外観も非常にきれいです。また、立向、上向溶接でもスラグの流れが良く、溶接のやりやすさはイルミナイト系溶接棒の中では最高ですので、X線性能や機械的性質が良好な点と相まって技量試験や技量コンクールなどには好んで使用されています。
用途軟鋼を用いる造船、車両、建築などの重要構造物の溶接。
色棒端色:薄茶色
備考船級認定:NK、AB、LR、DNV、BV、CR、GL
規格特許第1533782号
吸収量110J/エネルギー(一例)
JIS規格JIS Z3211 E4319 U (旧JIS Z3211 D4301)
伸び(%)32(一例)
AWS規格AWS A5.1 E6019該当
引張強力(N/mm2)460(一例)
降伏点(N/mm2)410(一例)
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