5ページ目: 培地

本品は、水、牛乳、魚介類などの大便による汚染の検査に使用する培地である。

腸内細菌及び一般細菌分離用

日本薬局方準拠培地

本培地は、Haemophilus、Neisseriaなどの発育要求性の厳しい菌の分離培養、および増菌培養のために使用する。ゴノコッカス(GC)寒天基礎培地にヘモグロビン末とCLSI M22-A3発育因子を加え、発育支持力を強化した培地である。

。CLSI Documentに準じた薬剤感受性試験用

。嫌気性菌全般及び栄養要求の厳しい菌の分離培養用

。一般細菌及び栄養要求の厳しい菌検査用 5%羊血液添加

。腸内細菌及び一般細菌分離用

。インフルエンザ菌、淋菌、髄膜炎菌などの培養及び分離用 5%馬血液添加

。多くの真菌の分離、特に酵母の分離・保存用

。CLSI Documentに準じた薬剤感受性試験用

。本培地は、加熱材料からのClostridiumとくにウエルシュ菌の分離用培地である。ウエルシュ菌は、黄白色の光沢のある集落を形成し、その周囲の培地は白濁する。

。本培地は、腸内細菌の性状確認培地である。インドール産生能、硫化水素産生能、IPA(インドール・ピルビン酸)産生能および運動性の有無を確認することができる。

カンピロバクターの選択分離用

CLSI Documentに準じた肺炎球菌や溶血レンサ球菌など栄養要求の厳しい菌種の薬剤感受性試験用

本培地は、Legionella属菌の非選択培地である。夾雑菌が少ないと推定される環境水から分離、および確認試験に用いる。Legionella属菌は一般的な細菌培地に発育しないため、本培地には、発育に必要な物質(L-システイン塩酸塩、ピロリン酸第二鉄)、発育を促進する物質(α-ケトグルタル酸、ACES緩衝液)および発育阻害物質を吸着する活性炭が添加されている。

本培地は、Salmonellaと赤痢菌(Shigella)の選択分離培地である。糞便検体の分離培養に用いる。大腸菌、雑菌の発育抑制はSS寒天培地よりもやや弱いが、SS寒天培地上では発育困難なSalmonella(S.pullorum， S.enteritidisなど)もよく発育する。

本培地は、腸内細菌の性状確認培地である。ブドウ糖からのガス産生能、乳糖および白糖の発酵性、ならびに硫化水素産生能を確認することができる。

本培地は、腸内細菌の性状確認培地である。2本の培地を使用する。1本はブドウ糖からアセトインを産生するか否かを確認する試験(VP試験)、もう1本はブドウ糖から酸を産生するか否かを確認する試験(MR試験)に用いる。

栄養要求の厳しいレンサ球菌や髄膜炎菌、一般細菌及び真菌の培養と分離用

本培地は、食品および動物飼料の前増菌培養を行うための液体培地である。培地に含まれる牛胆汁末とブリリアントグリーンによりグラム陽性菌は発育阻害を受けるが、腸内細菌への影響はない。以前は公定法における前増菌培養の培地であったが、平成29年より緩衝ペプトン水(BPW)に変更となった。

MRSA分離用、セフォキシチン及び卵黄反応とマンニット分解能及びその他抑制剤によりオキサシリン低感受性MRSAを含むMRSAを選択的に分離

真菌の増殖・分離・菌数測定用。

ブドウ球菌分離用。

ブドウ球菌分離用。

大腸菌群検索用。

大腸菌群検索用。

水及び食品の大腸菌群検索用。

水及び食品の大腸菌群検索用。

生菌数測定用。

生菌数測定用。

濃縮カツオ・動物肉抽出物

濃縮カツオ抽出物。ペースト状

大腸菌の確認及び、腸管出血性大腸菌O157鑑別が容易にできます。高層部で乳糖からの酸産生、斜面部でセロビオースからの酸産生が確認できます。培地に365nmの紫外線を照射した場合、大腸菌は青色蛍光を示しますが、腸管出血性大腸菌O157はβ-Dグルクロニダーゼ陰性のため青色蛍光を示しません。また斜面部に発育した菌を用いてインドール産生を確認することができます。

厚生労働省第101号、厚生労働省告示第261号に収載されている水中の大腸菌・大腸菌群検査用培地です。

食品・水質検査に対応したメルク社製の培地です。 乾燥培地(一部除く)は顆粒状に製造されており、長期保存により組成分が分離したり溶けにくい難塊を作ることがありません。また、秤量時に培地の飛散が少ないので、培地の懸濁・溶解が容易です。

腸内細菌検査用、保存培地が入り採便管です 機械塗抹も可能です。 検体保存に適したキャリブレア培地を使用しています。 pH指示薬により、採便前(青色)と採便後(黄色)が明確に分かります。