工場ライン設備の見える化・省人化で生産性向上
工場

工場の稼働状況が手に負えないと思っていませんか?
人手不足を解決するための鍵は'見える化+ネットワーク化'です。無線、遠隔報知機器を活用してリアルタイムで監視、すべての工程をスムーズに進行させ、生産性を劇的に上げる方法をご紹介します。
困った!①工場ライン設備の加工終了や停止に気づくのが遅れ、生産性低下につながっている。

働き方改革への対応などにより、ものづくりの現場では省人化に対する要請がますます強まっています。
しかし、工場の省人化への対応の仕方が分からない・工場を省人化しようとした結果、設備の加工終了や停止に気付くのが遅れるといったお悩みが聞かれます。
生産設備の管理は品質向上に必要不可欠であり、うまく工場の省人化ができれば、生産性向上へと繋がります。
工場ライン設備の見える化とネットワーク化を組み合わせることで、工場の省人化と生産性向上を両立する事例について解説します。
スッキリ!①工場ライン設備の稼働状況を「見える化+ネットワーク化」による省人化と生産性向上
「見える化+ネットワーク化」による工場の設備の省人化による生産性の向上には、
下記の3つのポイントを押さえておきましょう。

- 積層信号灯を使って、生産設備の状況を見える化!
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- 積層信号灯を使って、生産設備の稼働状況を、遠くからでも視認できるようにします。
- 積層信号灯の用途多様化により、材料不足や材料切れ、点灯ペースによるサイクルタイムの管理が行える表示灯も登場しています。
- ネットワーク化することで、設備の近くにいなくても状況を把握!
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- 設備の近くに人を割かなくても、設備を遠くの報知器とネットワークで接続できれば、稼働状況を把握することが可能です。
- 配線をして有線で接続することも可能ですし、ワイヤレスでネットワークをつなぐことも可能です。
- 図のように、設備周りの人手を別に配置し、離れたところから設備を管理することができます。

- ネットワーク機器の導入により、稼働データを収集して集計し、ガントチャート化!
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- 引き回しが必要な有線とは異なり、無線なら最小限の配線のみでデータ収集、稼働管理にも活躍します。
- 信号灯からの情報をワイヤレスユニットを使って通信システムに飛ばすことで、PC上にガントチャートを表示できる機種もあります(※ガントチャートの表示には別途ソフトウェアが必要になります。)
困った!②工場ライン設備の「見える化+ネットワーク化」を検討しているが、どうすればいいか分からない

工場ライン設備の省人化及び生産性向上の為の「見える化+ネットワーク化」を実現の際の課題として、有線と無線のどちらで行うかが挙げられます。
ここでは、有線と無線の比較表と共に総じてワイヤレス(無線)の方が優れている点を紹介します。
スッキリ!②ワイヤレス・コントロールユニットを使えば、配線作業もなくなり、コストパフォーマンスも抜群に
項目 | 有線 | 無線 |
---|---|---|
距離制限 | 配線の長さで調整 | 製品の伝達距離内なら自由自在 |
配線作業(送受信機間) | 要 | 不要 |
コスト |
配線作業工数 数万~数十万円 +報知器、アクセサリ等 |
報知器、アクセサリ等 |
- 有線方式は、必ず配線作業が必要であり、設置する距離に応じた配線を用意する必要があります
-
- 配線作業の手間や、各種付属品も合わせて考えると、ワイヤレス(無線)を検討した方が導入が容易ということが分かります。
困った!②ワイヤレスユニットを実際に導入する際にどうやって選べばよいかわからない。

今まで有線でのライン設計が主だった方には、ワイヤレスユニットの選定がよくわからないというお声もあります。
ここでは、ワイヤレスユニットの選定項目を整理しました。ポイントを解説します。
スッキリ!②選定ポイントを押さえて機器を導入
項目 | 選定ポイント |
---|---|
①機器の確認 | コントロールユニットを使って何をしたいのか(報知・監視・データ収集 等) 送・受信側の機器の仕様確認。 |
②価格 | 投資可能な予算を確認する |
③通信距離 | 必要な通信距離を把握する |
④周波数 | 必要な周波数を把握する※特定小電力採用だと無線免許不要 |
⑤通信構成 | 1:1か、1:Nか、N:Nか等を把握する |
⑥電源方式 | 外部電源か、または電池駆動かを把握する |
⑦使用環境 | 屋内・屋外の使用環境を確認する |
⑧入出力仕様 | コントロールユニットで制御したい機器の台数、駆動可否を把握する。 |
⑨設定方法 | コントロールユニット自体の設定方法を確認する。(PC不要、ハードだけで設定可能等) |
上記項目を押さえてから、使用を検討しているメーカーへお問合せをいただくとスムーズです。