エアコン工事のコア抜き作業に使用。21.6Vだけあってパワーは十分。AC電源の煩わしさが無いこととの相乗効果で、作業スピードが速い。三分程度のアンカーを10個程度開けるなら、ハンマードリルの必要は感じない。
しかし僅か二ヶ月の使用で、三本あるチャックの爪の一つがずれて、チャックの開放が不能になってしまった。
プロ用工具における耐久性は必須項目で、使用する前提として絶対的な要素である。二ヶ月で使用不可になるのは、十年前のDIYモデルでも見かけないお粗末な作り。同社の18VEZ7950は外装も金属製のチャックだが、内部の基本構造は同じ。
無償で修理しようが、新しい製品に無償交換しようが、現場に何時支障が出るか分からないので、信頼の出来ない工具は二度と使わない。
パワーツール(株)に着払いで返品しました。
最近では、一連の作業がインパクト一本で済んでしまう様な先端工具が揃っている。しかしながら2~3の穴あけなら問題ないが、「効率」が作業時間に影響する仕事量になると、やはり専用の工具と治具には敵わない。パナソニックのEZ7960は21.6Vの高電圧で、スピーディかつパワフルな穴あけ作業が可能である。その大きさは14.4Vのインパクトよりふたまわり程大きく、14.4Vが玩具に見えるほどである。そのバッテリと本体をあわせた重量は2.5kgと、お世辞にも「軽い」とは言いがたい。しかしながら、使う作業が「重作業」なので工具側にもこの程度の重量がないと先端工具に振り回される結果となる事は十分に想像できる。バッテリの共用を考えれば、同じ14.4Vの振動ドリルドライバEZ7940という選択肢も考えられるが、スピード、作業量などの効率を重視すれば、モーターに余裕があるほうが望ましい。金属、木工、ホルソーなど基本的な穴あけには全く不満ないが、四分のCタイプアンカーの下穴空け、12.7ミリのモルタルでは、ロータリーハンマーの優位性を感じないといえば嘘になる。そかしながら、ストレートシャンクを含む全ての先端工具が問題なく使えるのは最大の魅力である。