構造用接着剤としての強靭な強度を持っています。
短時間で高強度に達するため、生産スピードの向上が可能です。
硬化に加熱を要せず、常温硬化で高い耐熱性能を発揮します。
引火性のある溶剤を含んでいません。
二液の計量がラフでも安定した接着性能を発揮します。
0℃からでも硬化します。
多少の油面でも接着強度が発現します。
常温(5℃~25℃)で長期保管が可能です。
従来のアクリル接着剤のような悪臭がありません。
金属とCFRP等、異なる材料の接合が可能です。



20世紀最後の発明と呼ばれる構造化接着剤。
非常に便利に使って居ます。
容量的に多すぎて困るので・・・メタルロックとこれと中間サイズが有れば良いのにと思いますが
ついつい、値段に負けて余らしてしまいます。
これまで、Y-610を使い続けてきましたが今回硬化時間の長いY-611を初めて購入してみました。実際、硬化が始まる時間が長くなった様な感じで作業を進める事が出来ましたが、夏場という事もあり室温に気を使っての作業でした。これから1年を通じY-611の使い心地を見ていきたいと思います。
接着力は強力で、硬化物がカチカチになるのがいい。エポキシでもここまでカチカチになるものは小容量で手に入るものには無い。シリーズ最高クラスの耐熱度でガラス転移温度は123℃らしいので短時間なら200℃位は耐える。耐熱性が高いゆえにホットブロアで強加熱すれば10秒程度で硬化させる事も可能なので作業性が非常によい。嫌気性があり、常温では表面が2日ほどベタベタする(加熱すればこれも短時間に硬化出来る)。普通のエポキシに比べると流動性が高いので、隙間に流し込むような充填法も使える。
ほぼなんでもこれで接着している。素晴らしい製品だと思う。
なお、常温で保存可能と有るが、消費に何年もかかる当方のような使い方をメーカーは保証してはいないだろう(せいぜい半年の話か)。私は20ccのオールプラスチックシリンジ(Monotaro注文コード60949052)に小分けにして手元に置き、元瓶はA/B液を別々に防湿袋に入れて冷蔵庫に保存している。3年以上使用しているがあからさまな性能低下は感じていない。