スイングベイト2.8”
プロジェクトのゴールに据えたのは、もちろんオリジナルの再現。ですが2点だけ、機能にいっさい影響を与えず、かつ使い勝手と釣果を向上させるべくケイテックだからこそのマイナーチェンジを施しています。<1正中線。容易にフックをセットするためのくふう>本来備わっている能力を最大限に引き出すため、ボディセンターにフックをまっすぐ刺すのはワームフィッシングの基本。サイズが小さいほど大切な要素です。だけど「スイングベイト」は、デザイン上まっすぐ刺すのが難しい・・・そこでケイテックのそれには背中とお腹に正中線を設けました。メインボディ頭部からくびれにかけて、背中側とお腹側のどちらにも正中線を設けています。正中線を目安にフックをまっすぐにセットできます。<2「食わせ」力を増強するイカフレーバー配合>オリジナルが持つパールの色調変化や透明感のあるナチュラルなカラーリングを再現可能な範囲で、マテリアルにイカフレーバーを加えています。タフタイムにあとひと押しのきっかけを与える、あるいはバイトタイムを長くしてフッキングにつなげるための、独自の素材構成を探し出しています。 <ローインパクトだからこそ口を使う状況がある>ケイテックを代表するスイムベイト「スイングインパクト」(画像上)は、その名のとおりスイングするような、左右にテールを強く振る動きが特徴。一方、「スイングベイト」(画像下)は振り幅が狭く、極めてナチュラルな後方波動でフィッシュイーターの捕食本能に訴えかけます。同じカテゴリーに属していながら、両者はまったくの別物。それを理解し、攻略の引き出しを増やしてください。 <アクションと波動の違いを生むテールデザイン>「スイングインパクト」(画像上)はパドル(最後部のフラット面)の下端まで尾柄部(びへいぶ)がつながっていますが、「スイングベイト」(画像下)はパドルの上部しかテールと接続していません。つまり、パドルに水流が当たったとき、前者は受け止めようとする力が働き、後者はめくれあがって受け流すつくりになっているのです。もちろん「どちかが有効か?」は魚に聞くしかありません。 <取り出してすぐに使えるブリスターパック>スイムベイトの心臓部とも言うべきテール。その部分がパッケージのなかで曲がってクセがついてしまうと意図した動きが出せず、本来の役割を果たせなくなってしまう恐れがございます。そこで専用のブリスターを成型し、ひとつずつ分けて収納いたしました。とくにテールが細い「スイングベイト」はクセがつきやすいため、保管時だけでなく釣行時も、ワームボックス等には移さずブリスターに入れた状態での収納を推奨いたします。