瞬間停電再始動機能により運転継続 ファンやブロアなどで瞬時停電が発生しても、負荷の慣性を利用し、徐々にモータの運転速度を下げながら継続運転し、モータを停止させることなく再始動運転します。(負荷の慣性モーメントによっては停止する場合もあります。) 少水量停止機能によりさらなる省エネ運転 配管の圧損や漏れなどにより発生する「圧力低下」に伴うポンプ動作など、少水量を得るためのポンプの繰り返し運転などに対して、一定レベル以下の必要水量に対してポンプを駆動させない制御を行いますので、無駄なポンプ動作を削減することで、さらに省エネが図れます。 低トルク検出機能により設備動作状況を把握 インバータが接続されているモータの負荷状態をトルクで把握し、一定のレベル以下となった場合には「低トルク」と判断し出力信号として出力します。これにより、設備側で発生したトラブル(プーリのベルト切断など)をインバータ側で把握することができます。 過負荷回避制御で設備を継続運転 ファンやプーリ部に異物を巻込み負荷が増大し、インバータ内部温度が急激に上昇したときや周囲温度が異常に上昇したときなど、インバータが過負荷状態になると、モータの速度を下げて負荷を低減し、運転を継続します。 充実したPID制御機能を搭載 温度・圧力・流量制御などを行うPID調節器に「少水量停止機能」「偏差警報・絶対値警報出力」を追加しました。さらに、PID制御のオーバーシュートを防止するためのアンチリセットワインドアップ機能やPID出力リミッタ・積分ホールド/リセット信号により、調整しやすいPID制御機能にしました。 ユニバーサルDI/DOによりシンプルシーケンス 貯水タンクの水位を判断するフロースイッチなど、インバータ周辺機器となる各種センサーのディジタル信号をインバータに接続することで、通信を経由して上位のコントローラやPCへ伝達できます。小規模設備やプログラマブルコントローラ(PLC)を使用しなくても、簡単に上のシステムに情報を送ることが出来ます。 アナログ入力モニタにより表示器を削減 空調設備の流量や温度センサーなどの信号を表示係数を利用し、温度、圧力などの物理数値へ変換した表示ができますので、専用の流量メータや風量メータを使用しなくても、擬似的にインバータのタッチパネルに表示することができます。 クイックセットアップで簡単設定 標準で搭載しているタッチパネルでは、メニューモードからクイックセットアップを選択することで、指定された18個の機能コードを表示し、簡単に設定できます。 遠隔操作可能なタッチパネルを標準搭載 標準タッチパネルは、下部に化粧カバーを横にスライドして取外し、本体とLANケーブルで接続するだけで、簡単に遠隔操作タッチパネルになります。 多機能タッチパネルもオプションで用意 より見やすくなったバックライト付LCD搭載。大型7セグメントLED5桁表示。クイックセットアップの項目を追加・削除可能。リモート/ローカル切換えキーを新たに追加。最大3セットまでデータコピー可能。