インバータ SJ300シリーズ

センサレスベクトル制御を搭載し、スーパートルクとハイパフォーマンスを実現。
ブラッシュアップのセンサレスベクトル制御でパワフル運転。
0Hz域150%高トルクを実現：1容量下のモートルに適用した場合、速度指令0Hzでも150%の高トルクを実現します。ブレーキ開放シーケンスが容易に組めるようになりました。
オンライン・オフラインオートチューニング：センサレスベクトル制御をより簡単に行うためのオートチューニングは、オンライン・オフラインどちらでも可能です。オンラインチューニングではモートルの温度に影響されず状況にあったチューニングが可能になりました。
入出力信号の強化：入出力制御端子ともインテリジェント端子方式を採用しています。しかもシンクタイプ、ソースタイプどちらにも入出力可能です。パルス出力モニタの他、アナログ(電流・電圧)出力端子(AM・AMI端子)も用意しました。マスターインバータからのアナログ出力をスレーブインバータへ直接取り込み、周波数指令が可能です。アナログ信号により補助速度入力が可能です。試運転時など速度調整に有効です。
冷却ファンのON/OFF制御：インバータ停止時冷却ファンの運転を止められますので、ファンの寿命をのばせます。
PID制御の搭載：巻き取り機張力一定制御などに効果的です。PIコントローラの別置の必要もなく、システムの簡素化にも貢献します。
周波数変換表示機能：周波数をプーリー回転数やコンベヤ速度などに変換してモニタ表示することができます。
始動自己保持(3-wire)機能：始動信号を保持します。外部に保持回路が不要です。
「簡易脱着式冷却ファン・平滑コンデンサ」の採用：冷却ファン、平滑コンデンサの交換を簡単にし、メンテナンスを容易にしました。
「着脱式制御端子台」の採用：インバータの交換時も制御回路配線をやり直す必要がありません。
ノイズ対策：専用ノイズフィルタ(EMCフィルタ)をオプションでご用意。回路シミュレーション技術を駆使し、主回路電源、制御電源の低ノイズ化を実現しました。メーカー従来機種J300シリーズに比べ主回路電源雑音端子電圧を約15dB(μV)、制御電源雑音端子電圧を約20dB(μV)低減し、センサー、周辺機器へのノイズによる影響を抑制しました。
高調波対応：高調波抑制用直流リアクトル接続端子付。また、高調波抑制ユニット(高調波ガイドライン換算係数K5=0)にも接続可能です。
マイクロサージ電圧抑制：日立独自のPWM制御方式パルスコントロールにより、モートル端子電圧を直流電流の2倍以下に抑制します。
簡単操作 本体標準搭載オペレータ：モニタ内容がひとめで分かるLEDランプ付です。また、本体から取り外してのリモート操作も可能です。
ユーザ選択機能を搭載：必要とする機能だけを選択し、パラメータ管理することができます。
制御端子台にRS-485ポートを標準装備：通信運転も簡単に行えます。