三代目JETTY93湾岸完結スペシャルがベイトモデル新規ブランクス設計にて完成。マンドレルはスピニングと共有しているが、ブランクスの「曲がる位置」を完全にベイト専用にしている。厳密にはティップ先端付近はベイトの方が硬く、バットは曲がる位置を下げている。つまり、シャキシャキの胴調子。胴調子とだけ書くと「ん、ダルイのか?」と思うかもしれないが、それは違う。何せ、ティップには40tバットには46tが鎮座している。 軟らかいはずが無い。 要は、バットがパンパンだとキャスティングが全然楽しくない為、ベストルアーウエイトの18gミノーをフルキャストすると、硬めに設定したティップが、即座にバットへ移行し、しっかり曲がり、反発するように設計している。ルアー・ライン・ロッド・リール・ノブ、これらが連れてくる感度情報の全てが「手の中」にあるベイトは、スピニングとは別世界の操作性を体感できる。慣れてしまえば、レバーブレーキ以上の操作が可能なベイトは、バラシなど皆無に等しい。
セブンセンスPEシリーズではジェッティーのベイトモデルは販売しなかった。それは、先調子故にキャストが難しく、当時のリールでは人を極端に選ぶ為だったが、近年のPE専用ベイトリールの登場により、格段にキャストがし易くなり、バックラッシュの心配はほぼ皆無と言って良い。是非、この「先調子パンパンベイト」のキャスト感を体験して頂きたい