クランクシャフトにこのグリースを塗布すると固着がしにくさが、一段とある気がする。ジャバラタイプがあれば更に使い勝手が、良くなるグリスガンに手詰めは手間が掛かる。
とある高温になる部分に使われるベアリングに使用するため、300℃でも耐えられそうなものを探してこちらのグリースが使えそうなので試しに購入。
簡易テストで熱したアルミ板の上で流動点の確認をしてみたところ、270℃でも目立った変化なし。
設備の都合上これ以上温度を上げられなっかたのですが、期待通りの性状です。
他のグリスではもっと低温で滴下したり、分離したり、変質したりしていたので期待できます。
ちなみに普通のリチウムを270℃上に置くと、一瞬で煙になります。
耐久性はこれからの評価になるでしょうが、過酷な状況にも耐えられるグリスとして持っていても損はないかも。
200°近い熱のかかる駆動ベアリング部分に充填します。今まで使った中で、最も耐熱性、耐久性が良いグリスで助かります。
ラインに着いた水が直接ふれてしまう場所に塗りました。今のところ問題なく使えています。
まだ数回しか走行してませんが、ベアリングを開けて確認したところリチウム系とは比較にならないほど残ってました
このまま使い、性能低下等見ていきたいと思います
高性能グリスは各種あり、金属部分に関しては有機モリブデン入りウレアグリスを使用し、良好な結果が得られていた。
しかし一般にこういった高性能グリスは基油が安価な鉱物系を使用しており、価格が安い反面、プラスチックギヤに使用出来ない場合が大半である。
一方でプラスチックやゴムにも使用出来るシリコン系グリス等では、私の用途では十分な摩耗対策にはならなかった。
今回、プラスチックギヤやメッキ処理されたアルミギヤの摩耗対策として、本製品を購入した結果、良好な結果を得ることができ、ギヤの交換頻度が少なくなった。
粘度の割には飛散しずらくギヤに安定して定着しており、またサラッとした手触りで駆動抵抗も比較的少ない。
金属同士が点接触する極圧グリスとしては、普段使っている有機モリブデン入りウレアグリスには一歩及ばないと感じるが(金属同士が強い力で点接触する極圧下での油膜切れでは、本製品の方が一歩劣る)、プラスチックギアの摩耗対策としては、想像以上に良好な結果が得られた。
私の用途には400gは多すぎるので、100g程度のもっと小さなパッケージで販売して頂けると助かる。