熱可塑性スーパーエンジニアリング・プラスチック素材
最高連続使用温度(UL温度インデックス)は250℃(申請中)で、300℃においても優れた機械的性質を保持します。
広い温度範囲にわたり、優れた引張・曲げ強度、耐疲労性、耐クリープ性、耐衝撃性をもっています。
有機および無機薬品に優れた耐性を示します。
すべての一般的な有機溶媒に不溶です。また、濃硫酸に溶解するほかは、広いPH範囲の無機薬品、特に高温下の耐酸性、耐アルカリ性に優れています。
耐熱性・スチーム性に優れ、250℃を超える加圧熱水、あるいはスチーム中で数千時間経過後においても物性に実質的な影響を受けません。
200℃の高温でも、高い電気絶縁性、体積固有抵抗などの電気的特性を示します。
1000Mradsを超えるγ線の被曝によっても重大な損傷を受けることなく、ポリスチレンをしのぐ放射線安定性を示します。
自己消化性があり、1.45mm以上の厚みでUL規格の94V-Oと認定されております。また、燃焼時の発煙量が非常に少ないうえ、発生するガスは酸性ガスを含みません。成分は主として一酸化炭素、炭酸ガスであり、英国防省の規格NES714によるテストにも合格しています。 なお、食品衛生試験の結果は、昭和34年厚生省告示第370号の規定に合格しております。