本書は1991年の初版以来、C++プログラマから絶大な支持を得てきた『EffectiveC++』の内容を新たにした改訂第3版の翻訳書。C++プログラムを理解しやすく、保守しやすく、移植性をあたえ、拡張しやすくするために、55個のガイドライン(アドバイス)を設けた。すべての項で、よりよいデザインを考え、よくある問題を避け、自分の期待通りに動く、より効率的なプログラムを書くためのガイドラインが示されている。さらに著者は、「2005年(原著第3版発行)の今、C++プログラマにとってもっとも重要なアドバイスは何だろうか」という問いをたて、その要求にも十分に答えた。リソース管理、テンプレートを使ったプログラミングに関する章を追加し、例外の存在、デザインパターンの適用、TR1という新しい項目に関する解説も加えた。すべてを初めから組み立てなおし、実際に半分以上が新しい内容になっている。