酸価測定の公定法である酸・アルカリ滴定法の原理に基づいてpH指示薬、塩基性物質を濾紙に含浸し、乾燥させた試験紙です。
フライ油(加熱油脂)など、現場の品質管理に適しています。
判定時間(測定所要時間)は極めて短く、約30秒となっています。
判定操作はごく簡単で、誰にでも判定を行うことができます。
従来の酸価測定キットと異なり、溶剤を使用していないため、火気を特に意識することなく使用することができ、また、使用済みの試験紙は償却が可能です。
使用方法(1)使用中の油にトングなどの先端を浸け、油から引き出して、5秒以上待ち、油を冷まします(油の温度が高すぎる(100℃以上)と正しく反応しない場合があります。(2)トングなどに付着した油を試験紙の先端(青い部分)にたらし、2秒待ちます。(3)試験紙に付着した過剰の油は、ペーパータオルなどに数回軽く押し当てて、光沢が出ていないことを確認してください。(4)油をたらして30秒後に試験紙の色を色調表と比較して酸価を判定します。
測定レンジ0AV、0.5AV、1.0AV、2.0AV、3.0AV、4.0AV
変色(0AV)青、(0.5AV)青緑、(1.0AV)緑青、(2.0AV)緑、(3.0AV)黄緑、(4.0AV)黄
アズワン品番63-1236-85
1本(100枚)
¥4,498
税込¥4,948
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定性濾紙のなかでは、厚く、濾過速度の速い濾紙です。沈殿物をよく保持し、精密さを必要とする定性分析において一般的に用いられる濾紙です。JIS P 3081〔ろ紙(化学分析用)〕に規定される2種に相当します。αセルロース(重合度の高い純粋なセルロース)を原料としています。
定性濾紙は、本来、分析試料中に存在する物質の検出に使われますが、安価で寸法も豊富にあり、研究室や生産現場で、幅広い目的に利用されています。
適合ロートは目安です。
用途一般定性分析、理化学実験、析出結晶分別、硫黄分析(石炭・コークス・木炭など)
厚さ(mm)0.26
JIS規格JIS P 3801 2種
最高使用温度(℃)120
質量(g/m2)125
使用pH範囲0~12
ろ水時間(s)80
吸水度(cm)8
破裂強さ(kPa)122
灰分0.10%
仕様1包装:100枚入り
粒子保持能(μm)5
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