タセトRNY316Lは、国内で最初に作られた低炭素ステンレス鋼溶接棒です。粒界腐食の危険性が少ないので、重要な化学機器の低炭素18Cr-12Ni-Moステンレス鋼(SUS316L)の板・鋳造品などの溶接に用いられ、溶接後の固溶化熱処理を省く事が出来ます。ライムチタニア型の被覆をしてありますので、全姿勢で溶接出来ます。
JIS規格ES316L-16
AWS規格E316L-16該当
スパッタの発生が少なく、ビード外観の美しいクリーンZタイプの被覆アーク溶接棒です。炭素含有量が低いため、溶着金属は溶接したままの状態でも耐粒界腐食性に優れています。排煙脱硫酸装置、肥料プラント、食品化学装置など化学的腐食環境をはじめ、海洋雰囲気など過酷な耐食性が要求される場所の溶接に適します。
仕様【溶着金属の化学成分の一例(%)】C:0.025/Si:0.56/Mn:1.54/Ni:11.99/Cr:19.14/Mo:2.34
JIS規格ES316L-16
伸び(%)39
引張強度(MPa)546
AWS規格E316L-16
RoHS指令(10物質対応)対応
0.2%耐力(MPa)448
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