ステンレス用フラックス入りワイヤ
低炭素オーステナイト系ステンレス鋼フラックス入りワイヤで、スラグの剥離が優れている汎用タイプとビードの白いWHITEタイプがあります。炭素含有量が低いため溶着金属は溶接したままの状態でも耐粒界腐食性に優れています。したがって耐食性を必要とし、溶接した後に固溶化熱処理の出来ないような場所の場所の溶接に適します。尚、混合ガス(80%Ar+20%CO2)専用ワイヤがあります。
用途SUS 304、304Lの溶接
JIS規格Z3323 TS308L-FB0
AWS規格A5.22 E308LT0-1/4
伸び(%)42(一例)
引張強度(MPa)561(一例)
0.2%耐力(MPa)384(一例)
RoHS指令(10物質対応)対応
ワイヤー種類フラックス入り
注意
※開先内の異物、湿気、油脂などは完全に除去してください。※オーステナイト系、オーステナイト・フェライト系二相ステンレス鋼を溶接する場合は、原則として余熱は行わず、パス間温度は150℃以下にして下さい。尚、マルテンサイト系及びフェライト系ステンレス鋼の場合は割れ防止の為適正な余熱、パス間温度管理を行って下さい。※シールドガスは炭酸ガスを使用し、20L/minの流量で溶接して下さい。※ワイヤのエクステンション(突出し長さ)は15~25mm程度で溶接して下さい。※ワイヤは開封後湿気の多い場所に長く置かないようにして下さい。