ステンレス用フラックス入りワイヤ
低炭素オーステナイト系ステンレス系ステンレス鋼フラックス入りワイヤで、スラグの剥離が優れている汎用タイプとビードの白いWHITEタイプがあります。WEL FCW 309Tと同様、SUS 309S、13Cr鋼、18Cr鋼の溶接、ステンレス鋼と炭素鋼や低合金鋼との異材溶接に用いられますが、炭素含有量を0.04%以下に抑えているので、低炭素ステンレスクラッド鋼の初層溶接あるいはライニング溶接にも適しています。また割れ感受性が低いので割れ易い個所の溶接に効果があります。
用途SUS309S、異材溶接用
JIS規格Z3323 TS309L-FB0
伸び(%)37(一例)
AWS規格A5.22 E309LT0-1/4
引張強度(MPa)541(一例)
0.2%耐力(MPa)434(一例)
RoHS指令(10物質対応)対応
ワイヤー種類フラックス入り
注意
※開先内の異物、湿気、油脂などは完全に除去してください。※オーステナイト系、オーステナイト・フェライト系二相ステンレス鋼を溶接する場合は、原則として余熱は行わず、パス間温度は150℃以下にして下さい。尚、マルテンサイト系及びフェライト系ステンレス鋼の場合は割れ防止の為適正な余熱、パス間温度管理を行って下さい。※シールドガスは炭酸ガスを使用し、20L/minの流量で溶接して下さい。※ワイヤのエクステンション(突出し長さ)は15~25mm程度で溶接して下さい。※ワイヤは開封後湿気の多い場所に長く置かないようにして下さい。