【タネ】エンペラー2号
ともに後半までのスタミナ抜群。終始高品質で秀品率が高い。カッパン病に極めて強い、多収品種。
<促成・半促成栽培>1号よりスムーズな生育をし、果揃いがよく肥大も早い、連続性が高い。
草姿
主枝:中位で茎は太く充実し、スムーズな生育をする
子枝:茎は中太で、中短~中位の節間の枝が各節より順次発生
孫枝:節間は中~中短。果実肥大しながら伸びる
葉:濃緑色で厚く老化しにくい
茎:主枝で太く、子枝、孫枝で中太~中位
果実
果形:整った円筒形果であり、尻細、尻太果の発生が少ない
果色:極濃緑で光沢があり、短日の弱光期や晴以降の強光期、高温乾燥期でも退色しにくい
果長:100gで20~21cm
食味:肉厚で歯切れがよく、食味・食感ともに良好
収量
果実肥大がよく、長期にわたり安定して成るため秀品率も高く多収となる
耐病性:各諸病害に強いが、特にカッパン病に強い耐病を示す※定期的な防除は怠らない
用途
適応作型
・促成・半促成
雌花率
9~10月:主枝30~40%、子枝70~80%
11~3月:主枝70~80%、子枝80~90%
種別きゅうり
適合ハウス用
タイプ種
・促成・半促成
雌花率
9~10月:主枝30~40%、子枝70~80%
11~3月:主枝70~80%、子枝80~90%
注意
※定植前・植穴は2~3日前に十分に灌水しておき、しっかり根が張った苗を定植する。老化苗厳禁
定植~摘芯
・定植後は早期活着に努め素直に生育させる
・果実肥大性がある品種なので、生殖成長にならないように少し草勢を強めに管理し、順調な枝の発生を促す。草勢が弱い場合は8節位まで雌花を摘果し草勢の回復に努める
整枝
・高温期~低温期に向かう場合は、下段・上段1節摘み。低温期~高温期に向かう場合は、下段・上段1節、中段2節摘み。孫枝は半放任を基本とする
その他
・カッパン病に強い耐病性を持っているが、その他の病気予防を考えて早めの防除に努める