【タネ】実多
雌花連続性があり、単為結果性が高いので初期より多収。
高温期でも果形安定、栄養・生殖生長のバランス良い省力型。
カッパン病・ベト病に強い。
主枝:茎は中太で中短~中位の節間。高温期でも徒長しにくい
子枝:中太で中短~中位の枝が各節ゆっくりだが順次発生
孫枝:中短で中太の枝がゆっくり発生
果実
果形:頭から尻部まで肉付きのよい円筒形果。果揃いよく果形の崩れは少ない
果色:濃緑色果で光沢もあり、高温期でも退色しない
果長:100~120gで21~22cm
食味:肉質よく、食味良好
収量
雌花連続性が高く果実肥大性があるので、初期より多収。枝はゆっくり動きながら果実もなる安定多収型品種
耐病性
カッパン病・ベト病に強い耐病性
用途
適応作型
ハウス用
・抑制・雨除け
雌花率
4~6月:主枝70~80%、子枝80~90%
7~8月:主枝50~60%、子枝70~80%
種別きゅうり
適合ハウス用、雨除け、抑制
タイプ種
ハウス用
・抑制・雨除け
雌花率
4~6月:主枝70~80%、子枝80~90%
7~8月:主枝50~60%、子枝70~80%
注意
※定植前・植穴は2~3日前に十分に灌水しておき、しっかり根が張った苗を定植する。老化苗厳禁
定植~摘芯
・定植後は早期活着に努め素直に生育させる
・単位結果性が高く肥大性がある品種なので、生殖成長にならないように少し草勢を強めに管理し、順調な枝の発生を促す。草勢が弱い場合は8節位まで雌花を摘果し草勢の回復に努める
・収穫1番果が開花したら最初の追肥を施用する
整枝
・子枝は、低温期~高温期に向かう場合は、下段・上段1節摘み、中段2節摘み。高温期~低温期に向かう場合は1節摘み。孫枝は半放任を基本とするが、どの作においても、下段から中段の子枝を1本伸ばしておくとその後の草勢確保がしやすい
その他
・カッパン病、ベト病には耐病性を持っているが、その他の病気の発生を考えて早めの予防に努める