バブル崩壊後の100年に一度という経済的危機を内包した世界的大不況期の20数年間における名古屋市営地下鉄事業の激動の展開について、「財務会計」の側面からその制度と経営実態の実証分析を試みることによって、その特殊性と問題点を抉り出すことを目的としている。