デジタルワイヤレスヘッドホン ATH-DWL770 [リモコン対応 /ワイヤレス /ハイレゾ対応]
デジタルワイヤレス×Bluetoothのハイブリッドワイヤレス
デジタルワイヤレス×Bluetoothのハイブリッドワイヤレス
・非圧縮2.4GHz帯デジタルワイヤレス方式
電波干渉に強い2.4GHz帯デジタルワイヤレス方式を採用。
・2.4GHz帯の他機器との混信を避けるベストチャンネルサーチ機能を搭載
常に電波状況をチェックしながら、自動で最適なチャンネルを探し、安定したサウンドを提供します。
・ワイヤード接続では、高い解像力でハイレゾ音源に対応
※ハイレゾ音源への対応は付属コード接続時のみ。2.4GHz帯デジタルワイヤレス接続時、Bluetooth接続時は非対応となります。
・長時間の視聴でもストレスのない快適な装着感
テレビやコンポの音を大きく、良い音で、しかも周りを気にせず聴けるのがテレビ向けワイヤレスヘッドホンだ。多くは2.4GHz帯を使う送信機が同梱され、音がズレにくい。サラウンド機能で映画館顔負けの臨場感を得られる。しかし、送信機も含めて大きくかさばるので屋外で使うことは難しい。
一方、Bluetooth(BT)ヘッドホンもここ数年で手軽さが高まり、高性能化が進んでいる。こちらをテレビやコンポなどで使えれば話は簡単なのだが、BT機能を内蔵するテレビは稀で、別途外付け送信機が必要となる。またBTはaptXやAACコーデックでなければ音声が遅延し、映像やゲームで使うと音ズレが気になる。
そんな問題を一挙に解決したのが、オーディオテクニカの「ATH-DWL770」だ。
付属の送信機を使えば、音ズレの少ない2.4GHz帯デジタルワイヤレス。スイッチを切り替えればスマホなどにBTで接続可能。「SOUND VISION」エフェクト機能により3種類の特殊効果がかけられ、付属ケーブルを取り付ければ充電不要のハイレゾヘッドホンとしても使える。あったらいいな、が形になったヘッドホンだ。
はじめに2.4GHz帯デジタルワイヤレスから試聴した。目玉機能のサラウンドは、エフェクトOFFからバーチャルサラウンドに切り替えると低音がやや強くなり、音が自然に広がる。注目したいのは、効きすぎてわざとらしくなったりしない点だ。ゲームモードは低音高音がさらに強調され、環境音が刺激的に感じられる。ただ、両モードとも会話中心のソースでは低音が強めなので、その場合はボーカル中心にバランスをとるクリアボイスモードがオススメだ。
今度はBTでiPhoneの音楽を聴く。宇多田ヒカルの「花束を君に」では、ボーカルがはっきり主張してくるのが目立つ。低音は少し強く、柔らかめの印象。BT接続でもエフェクトがかけられるので、もし低音が強すぎると感じたらクリアボイスモードにすると丁度良くなるだろう。
最後に付属のケーブルを接続し、ハイレゾ音源を試聴する。ワイヤレスの音からさらにワイドレンジさが強まって、特に高音の伸びが良くなる。金物の音までシャキっと聴こえ、Corneliusの「SENSUOUS」では冒頭のトライアングルのクリアさがよく感じられる。
本機は、サラウンドヘッドホンといえば屋内用、サラウンドヘッドホンといえば音質は二の次、などという先入観を覆す存在だ。
文: PHILE WEB
※AV/オーディオ/ガジェット情報サイト「PHILE WEB」所収記事を短くまとめたものです。
、質量/ヘッドホン:262g、ランスミッター:170g
、通信方式:Bluetooth標準規格Ver.4.2準拠
、最大通信距離(Bluetooth 通信仕様):見通しの良い状態で10m以内
、最大通信距離(デジタルワイヤレス使用時):見通しの良い状態で30m以内
、充電時間:約4時間
、連続通信:最大12時間
、付属品:コード(Φ3.5mmステレオミニプラグ(L型)⇔Φ3.5mmステレオミニプラグ(1.2m)/トランスミッター専用ACアダプター(AD-SE0510A0)
、別売:交換イヤパット(HP-DWL770)/増設ヘッドホン(ATH-DWL770R)