プリメインアンプ F-07
フルバランス・プリアンプ
デュアルモノーラル
Grandiosoの思想をもっとも強く反映させた設計手法が、プリアンプからパワーアンプ最終段まで、全段L/R独立のデュアルモノーラル構成です。
贅を尽くした回路構成により、クラスを超えた音質と優れたチャンネルセパレーションを獲得しました。
ESOTERIC-QVCS
バランス構成とデュアルモノ。この二つを高品位に両立させる独自のESOTERIC-QVCS※ボリュームコントロール方式採用。
L/R、正/負ごとに独立させた合計4回路のラダー抵抗切替型ボリュームを電子制御で一括コントロール。
信号のL/R、正/負の独立が保たれ、チャンネルセパレーションと位相特性に優れたクリアな音質を獲得しています。
また、オーディオ基板からボリューム素子への配線をなくすことで、オーディオ信号経路を大幅に短縮し、音質の劣化を防止し、低歪みを実現しています。
※QVCS=QuadVolumeControlSystem
ウルトラ・ローノイズ・ロジックコントロール
高精度ボールベアリング式コントロールノブ
ボリューム、セレクターは、Grandiosoと同一のベアリング機構を採用。
芯ブレの全く無い、滑らかでアナログフィールにあふれた操作感です。パネル上の全てのノブは、コストを惜しまず、アルミニウム無垢材から削り出しで製作しています。
独立電源のデュアルモノ・フォノイコライザー
高品位ヘッドホンアンプ内蔵
2バンド(TREBLE/BASS)トーンコントロール
各バンド4回路(L/R、正/負)のデュアルモノ・バランス回路で構成。音質の劣化を気にすることなく音質調整ができます。
可変帯域を通常よりも高域/低域(14kHz/63Hz)にシフトすることで、ソース本来の音色を大きく損なわない繊細な調整が可能。
電子制御により、最大±12dBで0.5dBステップの精密なコントロールが可能です。
バランス構成のパワーアンプ入力段
パワーアンプの核、大容量カスタム電源トランス
電源部には633VAの大型カスタムEI電源トランスを採用。
ブロックコンデンサーもチャンネルあたり10000μF×4本のデュアルモノ構成。
配線は極太ケーブルをボルトで接続し、低インピーダンス化を徹底。贅沢な電源部により、音楽のダイナミクスを忠実に再生します。
低インピーダンス化で駆動能力を向上
8本のバスバーは、1.0mmの肉厚な高純度OFC素材を贅沢に使用し、スピーカー出力部には機械接点を持たないMOSFETスイッチを採用。
また出力段のコイルを無くすなど、低インピーダンス化で駆動能力を高めました。
瞬間30アンペアを誇る強力なバイポーラトランジスター
連続動作15A、瞬間動作30Aという強力な電流供給能力を誇るバイポーラ素子を採用。ハイパワーかつ繊細な音色を生み出します。
3段ダーリントン回路、2パラレル・プッシュプル構成+LIDSC回路
Grandiosoの思想を忠実に継承する2パラレル・プッシュプル3段ダーリントン構成を採用し、100W+100W(8Ω)の高出力を達成。
ドライブ段2段目から最終段への出力インピーダンスを下げる独自のLIDSC※回路を採用し、上位モデルにも肉薄するスピーカー駆動能力を獲得しました。
※LIDSC=LowImpedanceDriveStageCoupling
3Dオプティマイズド・シャーシ構造
堅牢な内部構造体で各回路ブロックを専用コンパートメント化し、立体配置する「3Dオプティマイズド・シャーシ」採用。
各回路の相互干渉を抑え、最短経路で配線。
肉厚アルミニウムによるシャーシ外装もセパレートモデルと同一の設計を踏襲することで、総質量27.2kgのヘビーコンストラクションを達成。
スチール削り出しインシュレーターで4点支持することで、振動対策も徹底しています。
システムアップに対応
プリアンプ、パワーアンプは、それぞれ単体で使用することができ、使用しない側はOFFにすることもできます。
プリアウトは強力なバッファーアンプを採用し、妥協の無いクオリティーでシステムアップできます。
また、オプションボードを追加できるスロットを1基搭載。
DSD11.2MHz、PCM384kHz/32bit対応D/Aコンバーター(OP-DAC1)を追加できます。