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画鋲・ピンの種類と選び方

ヘッドの先に針が付いただけの簡単な構造ながら、さまざまなシーンで使用されることの多い画鋲。最小限の傷跡で印刷物や写真などを壁に固定できることから、賃貸住宅などでは必須アイテムとなっています。画鋲・ピンにはたくさんの種類が用意されていて、それぞれベストな使用方法ができる用途が決まっています。今回は、画鋲・ピンの種類と選び方について説明します。

画鋲・ピンとは

ヘッド部分に針が固定された状態の画鋲やピンは、比較的柔らかい壁や天井に印刷物などを貼り付けるために使用される文房具の一種です。事務所や会社はもちろんのこと、一般家庭でも広く利用されています。

画鋲・ピンの種類と選び方

画鋲・ピンはヘッドの形状、針の長さ、色などで選ぶことができます。ヘッドの形状やカラーは使用方法に、針の長さは使用目的や使用場所に関係しますから違いを良く把握しておく必要があります。

針長で選ぶ

画鋲やピンの針の長さを針長と言います。一般的に針長が長いものは、止めたい対象物に厚みがあるもの、頑丈に固定したい場合などに使用され、針長が短いものは紙などの一般的なアイテムの固定に使用されます。通常の画鋲・ピンの場合、目的に合わせて7mm~27mmくらいまでの針長のアイテムが利用されることが多いようです。

10mm

10mm

25mm

25mm

 

タイプで選ぶ

カーペットや絨毯などを床に固定するために使用されるピンです。歩いた時に邪魔にならないようヘッドは平らで引っかかりが少ない形状のものが採用されています。カーペットピンは、畳敷きの部屋にカーペットなどを固定するために用いられるもので、フローリングや板の間では吸着テープなどで代用します。

カーペットピン

カーペットピン

カーペットや絨毯などを床に固定するために使用されるピンです。歩いた時に邪魔にならないようヘッドは平らで引っかかりが少ない形状のものが採用されています。カーペットピンは、畳敷きの部屋にカーペットなどを固定するために用いられるもので、フローリングや板の間では吸着テープなどで代用します。


ダルマタイプ

ダルマタイプ

つまみやすいようにヘッドの中央部分がへこんだ形をしたピンです。繰り返し使用することを前提に考案されていて、掲示板や社内報の貼り出しなどにも使用されます。ダルマピンにはカラフルな色合いのアイテムが多く、ヘッドが比較的大きいことから後述するマップピンの代わりにも使用されることがあります。


フックタイプ

フックタイプ

小さめのフックに針が付けられたピンです。耐荷重の多いものには複数の虫ピンでフックを固定するものもありますが、ここではあらかじめフックと針が一体になったものに限定して説明します。フックタイプは丸いヘッドの下にフックが付いており、針は抜けにくいように壁に対して斜め下に刺さるような形状をしています。

賃貸物件などに多い石膏ボードのような中空素材でも、針が斜め下に刺さっているので抜けにくいと言ったメリットがあります。


マップピン

マップピン

地図上の任意の場所を示しやすいと言うことでマップピンの名前で呼ばれています。やや長めの針に球状のヘッドが付いたピンでカラフルな色が用意されていることが特徴です。カラフルで見た目も邪魔にならないため、ポスターなどの販促物の展示などにも重宝します。


平タイプ

平タイプ

画鋲と言えば平タイプと言われるくらいもっとも広く使われていたアイテムです。最近はプラスチック製のものもありますが、以前は真鍮メッキを施された金色のものが主流でした。形状は薄く、壁などに刺しても出っ張らないため服などが引っかかる心配がありません。一度深く差すと抜く時が大変で、専用の画鋲抜きまで販売されているほどです。

最近では、床に落ちた時に針の面が上を向くことがあると言った危険性を指摘されることが多く、ダルマピンに主役の座を奪われつつあります。

 

色で選ぶ

色で選ぶ

ダルマピンやマップピンには、たくさんのカラーが用意されていて、単に壁に紙を固定するだけでなく、さまざまな使い方ができるよう工夫されています。例えば、地図上の特定の場所をマーキングしたり、テキストの重要部分にチェックをしたりする使い方も可能なのです。

 

穴を開けないタイプで選ぶ

なお地図などにあまり傷を付けたくないという場合には、針の部分が接着面になっているものを利用すると良いでしょう。また、ホワイトボードで使用する場合には、針の部分が磁石になっているタイプも販売されています。

粘着ピン

粘着ピン

マグネット画鋲

マグネット画鋲

 

まとめ

画鋲・ピンは目的に合ったものを用意することが大切です。マーキングや毎日のように取り替える印刷物の固定には、抜き差しが容易なダルマタイプを利用したり、通行人が多い場所の展示物には、引っ掛かりが少ない平タイプを使用したりするなどの使い分けが必要なのです。画鋲・ピンは、使い方次第でいくらでも便利に使用できる文房具なのです。

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