圧力容器とは、大気圧と異なる一定の圧力で気体や液体を貯留するように設計された容器のこと。石油精製や化学プラントなどの装置の構成要素として、なくてはならない機器。圧力容器としての設計が不十分な容器を高圧で使用することは、極めて重大な危険を招くことになる。このため圧力容器の設計や保証に関しては、規格で厳重に管理されている。本書ではこの圧力容器の歴史、種類と用途、設計、製作、現地据付工事、運転、トラブル対策などについて、楽しくわかりやすく解説する。