ランカーシーバスは非常に警戒心が強い。この警戒心を解くためには”自然体”が鍵となる。それを演出するための主役はルアー。そんな名演技の影の功労者はリーダーである。ランカーシーバスの目を欺くには”ルアーを意のままに操作すること”が求められる。それには”水流変化を感じること”すなわち水流の緩急の差を判断することが重要となる。その変化を感じ取ることが出来れば「アクションを加えるタイミング」や「HITの予測」が容易になりアングラー側にアドバンテージが生まれる。これら釣るために必要なファクターを知ることが出来るのが”State Clutch”だ。一番の特徴は「今ルアーがどこでどう動いているのか」という情報を得るためにベストセッティングされた”初期低伸度設計”ということ。これは、ランカーサイズがHITした時でも強靭な顎を貫くパワー伝達の仕事も同時にこなす。しかし、初期の伸びを抑えただけでは全身の力を振り絞り水面を割って高々と跳び、突如として反転行動をも起こすシーバスには太刀打ち出来ない場面もある。そのような限界点では「適度な伸び」が衝撃を瞬間的に吸収し、いなし、バラシを軽減する。ルアー操作からランディングまでの過程を考え抜いた最高のナイロンリーダーである。