マイケルソン干渉計や2枚のミラー間で光を往復させる光学系など、45°以下の入射角度でミラーを使用する場合は0°-45°誘多膜ミラーを使用します。入射角度を0°で使用するときと45°で使用するときで、ミラーを共用で使うことができ、かつ高い反射率が得られます。入射角度が0°から45°の間で非常に高い反射率が得られます。入射角度を固定して使えば、広帯域ミラーとしても利用できます。膜に吸収がないので、経時変化が少なく、連続的なレーザの照射にも耐えられます。
コート後の面精度保証をしている面精度保証ミラー(HTFM)もご用意しています。※誘電体多層膜は入射ビームの偏光状態により反射率波長特性が変わります。※P偏光はS偏光に比べて反射率が低く、反射帯域も狭くなります。※適応波長以外で使用した場合、反射率が低くなる可能性があります。※入射角度をつけると、反射率波長特性は偏光方位によっても変わります。※入射角度45°の反射率特性は、P偏光とS偏光の反射率の平均値で表しています。