可視から赤外の広い波長域で使用できるハーフミラーです。プレートタイプなので、有効径を大きくしてもキューブのように重くはなりません。同軸落射観察系などの照明系と観察光学系を合わせるハーフミラーとしても使用できます。
広い波長域で波長特性がフラットで、波長が変わっても透過光と反射光を同じ比率に分岐できます。可視光と赤外光用(半導体レーザ用)のラインナップをご用意しています。プレートタイプで、裏面に反射防止コートが施されているので、落射照明で照明によるゴースト(迷光)が生じません。ビームが屈折しない平行平面タイプと、裏面反射によるゴーストや干渉の影響が少ないウェッジタイプの2タイプがあります。ウェッジタイプは最も厚さが厚いところに、表面向きに矢印が印されています。※クロム膜には40%程度の吸収があり、透過光または反射光は入射光量の30%になります。※裏面側から光を入れた場合、吸収膜の影響で反射率と反射率波長特性は大きく変わります。※レーザ光などの直線偏光を使用する場合、偏光方位によって反射率や透過率が変化します。※分岐比1:1に調整する場合は、偏光方位を45度に傾けるか、円偏光にしてご使用ください。※入射光の位相差は、透過光、反射光で保存されません。※位相差の補償には波長板をご利用ください。※基板の屈折率と厚みによる効果で、入射光に対し透過光の光路が数mm平行移動します。(ウェッジタイプは光路の平行移動にビーム偏角約30分が加わります)。※45度以外の入射角度で使用した場合、透過率波長特性が変化することがあります。