紫外の高出力レーザや紫外に近い波長域の光を減光させる時に使用するNDフィルターです。透過しない光はガラスに吸収されないので、ガラスが高温になって破損する心配がありません。
金属膜で反射させているので、紫外から赤外まで非常になだらかな透過率波長特性を示しています。基板に紫外光の透過率が高い合成石英を使っており、近紫外から可視光域でほぼ同じ透過率が得られます。ガラスの厚さは2mm±0.1mmで、透過率に関係なく一定です。※クロム膜には吸収があるので、高エネルギーのパルスレーザには使用できません。※フィルターに高出力レーザを入射させる場合、熱レンズ効果でビームが集光する可能性があります。※高出力レーザや高エネルギーレーザには、可変式ビームスプリッター(VBS)をご利用ください。※フィルターの表面で反射されたレーザビームは危険です。※作業者に照射しないように反射ビームを終端してください。※レーザビームがフィルターに垂直入射すると、フィルターで反射した光がレーザ光源に戻ります。※このような戻り光がこのような戻り光があるとレーザの発振が不安定になります。※戻り光がレーザ光源に戻らないように、フィルターは少しだけ傾けてご使用ください。※透過率92%のフィルター(FNDU-92、MFNDU-92)は、両面ノーコートの平面基板です。※ノーコート面の反射率4%(両面で8%)の損失で透過率が約92%になります。