小さなレーザビームを大きなコリメートビームに拡大する光学系です。ディオプター補正機能によりコリメートの微調整が可能です。波面収差を考慮したレンズ設計により干渉計やレーザ加工などの高精度な光学系に使用できます。
ビームエキスパンダーの光学系は、レンズを貼り合わせないエアーギャップ構成になっています。これによって、高出力のレーザでも使用することができます。レンズ構成をガリレオタイプにすることで、収差補正用レンズの枚数を減らし、ビームエキスパンダーの全長を短くしました。ビームエキスパンダーの中央に付いているディオプター環を回すことで、集束ビームからコリメートビーム、発散ビームと可変させることができます。厳密なコリメート調整が必要な場合やビームウェストの位置を可変する場合に使用します。波長や倍率で細分化された豊富なバリエーションの中から、お客様のご仕様に合わせてご選択いただけます。BE-V、LBED可視光タイプでは付属のアダプタでHe-Neレーザ(05-LHP)の外径Φ44.5mmタイプに固定できます。微調アオリ調整付きホルダーにビームエキスパンダーが組込まれたビームエキスパンダーホルダー(LBED-H、LBED-YH)をご用意しています。ビームエキスパンダーを固定する微調アオリ調整付きのレーザビームエキスパンダーホルダー(BE-M22H、BE-M34H)をご用意しています。※ビームエキスパンダーを反対向きに使用し、ビーム径を縮小したコリメート光を作ることはできません。※レーザビームの発散角度やビームウェストの位置を求め、適切な光学系をご使用ください。