石英ガラスは波長1.4μm、2.2μm、2.7μmで水(OH基)による吸収があります。無水合成石英はガラス分子に水の分子を結合させない特殊な製造方法によって、赤外域での水の吸収を無くしました。可視から3μmの赤外域の窓として使用できます。
赤外の吸収以外の光学特性や物理的特性は通常の合成石英と変わりません。高い剛性と安定性があるので真空容器や高圧容器の窓としても使用できます。※強い紫外線を照射すると蛍光が発生します。※紫外用には紫外・赤外用CaF2窓(OPCF)やエキシマレーザ用合成石英基板(OPSQK)をご使用ください。※赤外用窓板には反射防止膜がコートされていません。※表面反射(1面につき3%)による損失で透過率は約94%になります。※無水合成石英の窓は反射波面や透過波面は保証されていません。