粗ろ過(デプスフィルター・ろ紙)とは、水処理施設へ流れてくるゴミや異物の侵入を防ぐために設置されるための前処理方法を統一して呼ぶ名称です。一般定性分析をはじめ、水質・大気汚染の分析や土壌試験、放射性粉塵濃度測定、金属鉱山・工場・精錬所の粉塵濃度測定などさまざまな環境で利用されます。ろ過速度が比較的速いことはもちろんですが、沈殿物の保持性が高いため、短時間で効率のよいろ過をすることができます。素材は、一般的なαセルロース製をはじめ、硼珪酸塩ガラス繊維製、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)製などがあります。
商品豆知識
きわめて微細な保留性を持つため、微細な沈殿のろ過に適しています。
保留粒子径(μm)1
ろ過速度遅い
厚さ(mm)0.21
灰分0.00004g
ろ紙No.5C
保持性が良い
用途普通の沈殿に
厚さ(mm)0.22
ろ紙No.5B
保留粒子径(μm)4
灰分0.00004g
ろ過速度やや速い
一般ろ過用。ろ過速度が速いため、粗大沈殿のろ過に適します。
保留粒子径(μm)7
厚さ(mm)0.22
灰分0.00004g
ろ過速度速い
ろ紙No.5A
強靭に作っているため、強酸強アルカリ溶液に適します。
ろ紙No.4
保留粒子径(μm)1
ろ過速度特に遅い
厚さ(mm)0.17
灰分0.00006g
高純度のセルロース繊維を用いた均一な紙質で、吸収性に富んだ濾紙です。抗生物質の力価測定用として使用され、厚さ1.5mmと0.7mmの2種類があります。
用途研究・開発・品質管理
化学的な処理を施し、紙質が強靭で繊維の離脱がなく、比較的耐酸、耐アルカリ性があり、微細な沈殿を保持します。
用途微細な硫酸バリウム、コウ状の水酸化アルミニウムろ過、化学・薬学・生物学実験
ろ紙#704
厚さは定量ろ紙の中でも最も薄く均一です。特に精密な分析用として使用されます。
用途有機化合物、動植物中に含まれる微量の銀・水銀・ヒ素の重量分析
極めて微細な貴金属ろ過
ろ紙#707
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