粗ろ過(デプスフィルター・ろ紙)とは、水処理施設へ流れてくるゴミや異物の侵入を防ぐために設置されるための前処理方法を統一して呼ぶ名称です。一般定性分析をはじめ、水質・大気汚染の分析や土壌試験、放射性粉塵濃度測定、金属鉱山・工場・精錬所の粉塵濃度測定などさまざまな環境で利用されます。ろ過速度が比較的速いことはもちろんですが、沈殿物の保持性が高いため、短時間で効率のよいろ過をすることができます。素材は、一般的なαセルロース製をはじめ、硼珪酸塩ガラス繊維製、四フッ化エチレン樹脂(PTFE)製などがあります。
商品豆知識
グレード1と比較して、保持能が高いことと吸収性に富んでいることが特長です。ろ過速度は少し遅くなります。
吸収性を生かした使用例として、植物の成長試験の際に土壌栄養分を保持させるというような使い方もできます。大気中や土壌中の特定の不純物をモニターするのにも利用できます。
粒子保持能(μm)8
質量(g/m2)97
灰分0.06%
対応商品国内ろ紙:No.2
厚さ(mm)0.19
仕様国産ろ紙相当品No.2
入数(枚)100
JIS規格2種相当
ろ水時間(s)55(初期)
純度が高く精密なろ過分析に適したろ紙です。 グレード500シリーズは通常の無灰定量ろ紙よりも硬質で頑丈なろ紙です(酸による硬化処理済)。
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