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ダクトの特長と配管例

ビルや一般家庭の建築現場における、空調設備に欠かせない作業のひとつがダクトの配管です。ダクトは、ある意味職人のセンスが問われる部分。より効率的で見た目にも良いダクトにするにはどうしたら良いのでしょうか。こちらではダクトの特長や配管例をご紹介します。

ダクトとは

ダクトとは、空気を運ぶための管のこと。ビルや一般家屋などの建物内に、空調や換気、排煙のために設備されます。送風機による圧力で管の中に空気が流れるもので、空調機械から室内へ空気を通す道として配管されるダクトが代表的です。ダクトを配管する工事は、管工事業のひとつに数えられます。

一般的な「配管」が空気だけでなく水やガスなど様々な流体を通すことを目的としているのに対し、ダクトは気体だけを通すことを目的としています(ただし、実際にはエアコン使用時に発生する水分も通ることになるでしょう)。また、ダクトは水道などの配管に比べて簡易的な工事が行われる点も大きな特長。 角ダクトの部材組み立てには「ボタンパンチはぜ」を使用するのが一般的です。ダクト同士を繋ぐ際にはフランジ加工をしたり、テープやコーキングを使用したりすることもあります。その分コストが配管よりも安くなるため、目的や用途に合わせてダクト・配管を使い分けるのが一般的です。

ダクトには、用途や設置する施設の大きさ・場所によって様々な種類があります。たとえば比較的大きいダクトに用いられる四角い形状の「角ダクト」や、幅広く使用される丸い形状の「丸ダクト」「スパイラルダクト」が挙げられるでしょう。また使用される材質は4種類あり、サイズや工法、用途によって板厚が決められます。

【材質の特長】

亜鉛メッキ鋼板

昔から多くの分野で使用されている、最も一般的な材料です。0.5mm〜1.6mmの板厚があり、一般空調や排気・排煙ダクトに多く使われています。

ステンレス鋼板

耐食性が高く、錆びにくい素材です。そのため屋外や食品工場の露出しているダクトなど、錆びる可能性がある場所に使用されます。

ガルバニウム鋼板

アルミニウムと亜鉛の合金メッキを使用した材料です。防腐・耐熱効果に優れており、またステンレス鋼板よりもコストが安いため、近年需要が伸びています。

塩ビコーティング鋼板

亜鉛メッキ鋼板などに樹脂コーティングを施したタイプです。耐食性・耐酸性・耐アルカリ性・耐薬品性に優れているため、薬品工場や医療現場、プールなどに使用されます。

配管例

見える位置にダクトを配管する場合、いかにスッキリと美しく見せることができるかがひとつのポイントとなります。

まずは配管する際の心がけをチェックしましょう。

  • 勾配を意識する(結露による水分を排出するため)
  • 極端な曲げ方はしない
  • 排気口のすぐ近くでダクトを曲げない
  • 曲げはなるべく少なく、最短ルートを意識する
  • ダクトを接続する際は、サイズの合ったものを

ダクトとダクトを接続する際には、「ジョイント」や「T型ジョイント」を使用してスッキリまとめます。サイズ違いのダクトを接続するなら、「異径ジョイント」を使いましょう。 壁面からダクトを取り出す際には、「ウォールコーナー」を使って見た目にも美しく仕上げます。また「分岐ジョイント」を使用すれば、配管の途中で別のダクトを壁面から取り出し、合流させることが可能です。

ダクトが曲がる部分には、角タイプもしくは丸タイプの「エルボ」を使用して気流の乱れを少なくしてください。ダクトの経路上に柱などの障害物がある時は、蛇腹である程度柔軟に形を変えられる「フリーコーナー」と、それを留める「フリーコーナージョイント」「コーナーサドル」を活用して対応しましょう。

機器の接続部には、「端末カバー」を使って雨水や空気の混入を防ぐことで、見た目にもカッチリと決まります。

あとは、なるべくグニャグニャの配管にならないように平面・立面ともに90度曲げるようにして「直線」を意識するとスッキリと見せることが可能です。ダクトを隠すカバーも必要に応じて活用しましょう。

≪まとめ≫

ダクトは用途や目的によって材質や種類が変わってきます。ダクトをいかに機能的に配管できるかが、職人としての腕の見せ所と言えるでしょう。最初は迷うかもしれませんが、だんだん自然とうまく配管できるようになっていくはずです。


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