スプリングワッシャーの種類と使い方 【通販モノタロウ】
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スプリングワッシャーの種類と使い方

スプリングワッシャーは、電子機器や工業製品など幅広く活用されている部品です。ボルトとナットを締める際には、その下にスプリングワッシャーを入れることがありますが、これがどういった役割を果たしているのかご存知でしょうか?その特徴と種類別の使い方を紹介します。

スプリングワッシャーの役割とは?

スプリングワッシャーは、別名ばね座金、ばね座とも呼ばれる部品のことで、ボルトとナットの間に挟みこむことによってバネの反動力を生じさせ、ねじを緩みにくくするのが主な役割です。表記の場合はSWと省略されることもあります。

スプリングワッシャー

形状は、ワッシャーの一部を切断したような形です。このように一部が切れていることで、ねじの緩みを防止し、脱落しにくくできます。ナットを使用する場合は、ナットとスプリングワッシャーが接するように組み合わせて使いましょう。

スプリングワッシャーの用途は、単にねじの緩みを防止するだけではありません。ナットやボルトがめり込まないよう防止したり、機密性を高めたりする効果もあるのです。また、電子機器では、紙やプラスチック製のスプリングワッシャーを使い、絶縁として活用するケースもあります。

スプリングワッシャーを使用した場合、使わない状態と比較すると、半分程度のねじ込みで同程度の強度を保てるというのが特長です。振動部に利用すると緩むことがあるという試験データもありますが、何も付けない状態だと緩む場合はスプリングワッシャーを挟み込むことで充分な効果が得られるといえるでしょう。ただし、スプリングワッシャーを使用しても絶対に緩まないわけではないため、他の方法と組み合わせて効果を高める必要が生じる場合もあります。

スプリングワッシャーの種類

一般的にスプリングワッシャーといえば2号のことをいいます。少し太い形状で重荷重用として使う3号もありますが、通常使うのは2号です。2号のスプリングワッシャーには、呼び径のM2〜M20までが多く使われています。たとえばM2であれば、内径2.1mm、外形4.4mm、断面寸法0.9mm、厚み0.5mmです。

ほかにも皿ばね座金といって、高力ボルトに用いられるもの、歯付き座金のように内側が菊の花びらのように多数の歯があるタイプ、転がり軸受用座金のように内側に一枚の歯がつけられ外側に多数の歯があるタイプも売られています。また、球面座金、ロックワッシャー、テーパーワッシャー、波型座金などの種類もあります。

スプリングワッシャーの使用方法

ボルト、スプリングワッシャー、ナットの順番で挟み込みましょう。スプリングワッシャーを入れる方向は、ボルトの傘が左でナットが右側となる場合、スプリングワッシャーの起き上がりは右側になっていることになります。つまり、ナットが緩む方向に起き上がっているのが正しい付け方です。ボルトの傘とスプリングワッシャーの間に固定物を挟みこませ、これによって性能を発揮させる方法もあります。

スプリングワッシャーは、単体でねじに組み込まれている場合や、ねじにワッシャーを組み込んで使用することもあります。ナットを用いない場合は、ボルトの傘と固定物に対してスプリングワッシャーが食い込むように取り付けてください。ワッシャーとスプリングワッシャーを一緒に組み込む場合は、ワッシャーを部材側にします。

  • ねじ(ボルト)→スプリングワッシャー→固定物
  • ねじ(ボルト)→スプリングワッシャー→ナット
  • ねじ(ボルト)→スプリングワッシャー→ワッシャー→固定物

このようにスプリングワッシャーは、ねじの頭やナットなど、部材との両方に組み込むように使います。しかし、部材に食い込み傷めてしまう場合は、スプリングワッシャーは向いていません。

スプリングワッシャーを使うと、緩み防止となります。しっかりと固定したい場所や、振動により緩みが生じやすい箇所などに使いましょう。スプリングワッシャーにはさまざまな種類が多数あり、大きさも分かれているため、使用する際には適切なものを選ぶようにしてください。