スタッドボルトの脱着に使用します。
用途スタッドボルトの脱着(丸棒にも使用可)。
トラスコ品番395-7829
種別スタッドリムーバー
質量(g)400
ボルト径寸法(Φmm)最大Φ19/最小Φ6
全長L(mm)56
内容量1個
注意
※ボルトに工具がしっかりとホールドされたことを確認してから力を加えて下さい。
整備工具・収納 の新着商品
カテゴリ
商品レビュー
- 対象商品:
- 07111465
2021-08-29
- 用途:
- スタッドボルトの抜き取り
スタッド回りの整備では珍しいパターンになりますが、貫通ナットの固着が酷くてスタッドがナットごとクランクケースから抜けてきてしまった事例にて、ナットをバイスに挟んでおいて、このリムーバーでスタッドを回すことで無事にナットの取り外しに成功しました。
スタッドの表面が錆でざらついていたりすると、若干初めの食い付きが悪いですが、一度食い付けばプラハンでリムーバー側面を逆回り方向に叩かないと外れないくらいガッチリ固定されます。
クランクケース側のネジロックの固定強度を上回る固着が起きたナットも外せたので、このエンジンでは、ナットのみが正常に外れたスタッドも恐らくは簡単に外せるかと思います。
このタイプのリムーバーは他社にも様々な価格帯のものがありますので、基本的な使用感はどれも変わらないかと思いますが、最も重要なことは工具が食い付いてトルクが掛かり始めた時、全く回る気配がなく、スタッド自体が破断しそうな「ねじれていく」感触を感じたときは、リムーバーのみで脱着することは諦めて、バーナーでの加熱を併用するなど、速やかに別の手段へ移行することです。
これはエキストラクターにも同じことが言えますが、オーバートルクが掛かればスタッドは必ず折れます。折れる程のトルクを掛けても回らないネジ山の固着や、永久固定型のネジロックで接着されたものは、基本的には強く加熱するかドリルで浚い直すしかありません。リムーバーを過信せず、多様な手段で固着に備えること。スタッドを組み立てる際には、その径のボルトの標準的な破断トルクを大幅に上回る固定強度を持つロック剤の使用は避けることを心がけましょう。