油砥石(スティック・角)の特長
取り除きにくいもののバリ取りや取りシロの多い研削作業に使用します。
特長
- 他の砥石に比べて磨耗しにくい研磨材です。
- あまり深いキズをつけず、研磨量が多く作業性に優れます。
- バリ取りや金型用平面研磨など幅広く使われます。
砥石の使用について
油砥石を使用する場合、乾式として使用することもできますが、一般的には油(研削液)を含浸させて使用すると、研削性能が向上します。また初めから油を含浸させた砥石もあります。
メンテナンス方法
油砥石が磨耗してしまったときなどのメンテナンスは磨耗した砥石と、平面度の出ている同じ砥石、もしくはそれより粒度の荒い砥石で共摺りをすると、磨耗した面が平らになります。平坦なコンクリートで摺り合わせても同様の効果を得ることができます。
取りシロについて
取りシロとは、加工前の寸法から、加工後の仕上がり寸法まで加工する量のことを言います。
20mmのものを19.5mmに仕上げるときの加工量0.5mmを取りシロと言います。
●粒度(#)によって作業効率や内容が変わりますので目を確認してください。
荒目・中目⇒粗加工用 細目・極細⇒仕上げ用
<スティックタイプ> 形状や長さ×径(mm)を確認して選んでください。
<角タイプ> 長さ×幅×厚み(mm)を確認して選んでください。
ココミテvol.2より転載