作者:芦田俊明 伝統工芸士・京の名工(金彩師)
特別企画第一弾
このたび『京の名工・金彩友禅作家・伝統工芸士・芦田俊明』氏により西陣織帯地に色彩豊かな龍を一体一体特殊な樹脂純金箔プラチナ箔多色な箔を手描きにて蘇えらせ、重厚のある縁起物の額として作成しました。
通常、型を使用して柄を仕上げていくが、この作品はすべて手仕事で作成しています。
金彩友禅とは・・・金彩友禅技術は、古来、印金と呼び桃山・江戸時代の能装束、小袖などに盛んに表された摺箔・押箔・振金砂子・泥金粉などの技術が育てられ伝承されて、現在に受け継がれてきた技術である。
龍の言われ、鯉が登竜門を登り龍になる竜門とは黄河の中ほどの急流を指す呼び名で、遂行しきれば龍になるとされた。物事を成功する為に越えなくてはならない難関を指して登竜門と言われ龍はそれをなしえた縁起物である。
龍とは想像上の生き物で体は大蛇に似て背に八十一の鱗があり四足に各五本の指(五爪の龍と呼ばれ皇帝のみ使う事が許された)頭には二本角があり、顔が長く耳を持ち、ロのあたりに長い髭があり喉下に逆さ鱗を有する。
水に潜み、空を飛び雲を起こし雨を呼ぶ霊力があるとされる。