卵菌類病害にすぐれた効果。べと病、疫病、雪腐病、根茎腐敗病、白さび病などの卵菌類病害およびあぶらな科作物の根こぶ病に対し、高い防除効果を示します。
低い処理濃度ですぐれた病害防除効果。実用処理濃度は、50〜100ppm(2000〜1000倍希釈)です。これは、既存のべと・疫病剤と比較して低い処理濃度です。すぐれた残効性と耐雨性。すぐれた残効性と耐雨性により安定した効果が期待できます。長い残効性により、作物・生育ステージによっては、10〜14日間隔の散布も可能で、農薬使用回数の低減につながります。
病原菌の全ての生育ステージを低濃度で阻害。胞子発芽から胞子形成に至る全生育ステージを阻害し、安定した防除効果を示します。
次世代菌密度低減効果(サニテーション効果)。予防効果主体の薬剤ですが、胞子(遊走子)のう形成阻害作用にすぐれ、次世代の菌密度を効率的に抑えます。未感染葉(上位葉)への病害進展を防ぎ、予防効果を超えたすぐれた防除効果を示します。
既存剤と異なる新規な作用機作。新規な化合物グループ(シアノイミダゾール)の殺菌剤です。既存薬剤(フェニルアマイド系、ストロビルリン系)が効きにくくなった病原菌にも、すぐれた効果を示し、耐性菌管理に有用な薬剤です。
作物に対する薬害が極めて少ない。各種作物に薬害事例はなく、極めて安全性の高い薬剤です。
果面の汚れや果粉溶脱が少ない。影響が少ないとされる既存剤と同程度で、収穫物の品質を損ないません。
葉菜類にも収穫近くまで使用可能。ほうれんそうや非結球あぶらな科葉菜類にも収穫3日前まで使用できます。またフロアブル剤で2,000倍希釈で使用するため、収穫物への汚れが少ない薬剤です。
有用生物やワイン発酵酵母に対する影響がほとんどない。マルハナバチ、ミツバチなどの訪花昆虫やオンシツツヤコバチ、チリカブリダニなどの天敵類にも影響はほとんどなく、総合防除(IPM)に適合した
薬剤です。また、ワイン醸造への影響はありません。