α-セルロース〔繊維素(セルロース)の中で、重合度の高い純粋なセルロース〕99%以上のセルロース繊維のみを原料としています。
純粋なセルロース繊維を塩酸とフッ化水素酸で処理し、灰分の含有量を0.01%程度の低レベルにしているため、精度のよい定量分析ができます。
分析試料中に存在する物質の種類および量の検出など、精密な定量分析のろ過に広く用いられています。
定量ろ紙のなかでは、最もろ過速度が速く、粗大な沈殿物のろ過に適しています。JIS P 3801〔ろ紙(化学分析用)〕に規定される5種Aに相当します。