エンジンが古くなり摩耗が進むなどしてオイル上がりやオイル下がりが生じるようになると、
燃焼室内でカーボンが発生しやすくなり、それがバルブの当り面やピストンリング溝などに堆積し、
気密性の低下を起こすために圧縮漏れを生じ、始動性や出力の低下、アイドリング不安定などを生じて
実用に供することが難しくなる場合があります。
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このようになったならば、エンジンを分解してカーボンの除去やバルブの擦り合わせなどを
行うことで回復を図れますが、それには作業の手間とガスケットなどの交換部品が必要になり、
時間と費用が掛かります。
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そこで、この【キャブレター&バルブクリーナー】 のような清浄剤を燃料に添加することで、
堆積したカーボンを除去し、わずかな費用である程度の機能回復が出来る場合があります。
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今回、不調となった作業機械の4サイクルエンジンに使用したところ、
始動性やアイドリング安定性に回復が見られ、実用可能な状態に戻りました。
あまりコストを掛けずにポンコツエンジンにもう少し頑張って貰いたいというときに
試してみる価値はあると思います。
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この製品はドイツ製ですが、ラベルの説明書きは 英語 フランス語と
アラビア語らしき言語で書かれており、アフリカの旧植民地や中東諸国など
過酷な環境でエンジンを長く使いたいという切実な要求に応えるための製品のようですから
本気で効果を求めた物だと考えられます。