細くコリメートされた白色光をプリズムに入射させると、波長に対する屈折率の違いによって波長成分に分かれて出射します。分散プリズムは分光器やフェムト秒レーザの発振器の分散補償などに使用されます。
45°プリズムより波長分散が大きく、効率良くスペクトルを観察できます。正三角柱の側面を3面とも研磨されているので、どの面からでも使うことができます。DPSQタイプは合成石英製で、紫外域でも使用することができます。DPTIH11タイプは屈折率の波長分散が大きく、効率良くスペクトルを観察できます。プリズムの固定にはプリズムホルダー(PLH)をご用意しています。※実測のA寸法は面取りを含むので、若干短くなります。※寸法公差は斜面と2つの底面によってできる三角形の辺によって定義されます。※プリズムの面は反射防止コートされていないので、透過率は11%以上の損失が生じます。(ただし、非偏光の場合)。