ミラーの厚みが変わってもミラー反射面がロッドの軸からオフセットしないキネマティックミラーホルダーです。
ミラーの反射面側がミラー枠の突き当てで止まるように固定されます。このミラーホルダーにロッドを取り付けるとのロッドの中心軸が素子の反射面に一致するので、光学ベンチ上で45度傾けて配置しても、ミラーの中心が光軸からずれることがありません。一方向に透過ビームが取り出せるので、ビームスプリッターのホルダーとしても使えます。ミラー枠がホルダーの支持部品中に組み込まれているので、ホルダーの厚さが薄くなっています。キネマティックミラーホルダー(MHG)より、調整操作のスペースを広く取ることができます。ホルダーの取付は上方からはM4付属低頭ビス、下方からはM6のロッドで固定できます。(MHI-12.7は上方からはM3付属低頭ビス、下方からはM4のロッドで固定できます。)。ミラーホルダーの位置決め穴(Φ3H7)を利用してベースにピン立てれば、設計上の位置にミラーホルダーの向きを固定することができます。(MHI‐12.7の位置決め穴はΦ2H7)。微調整の回転中心がミラー中心に一致した、ジンバル式上操作ミラー(BSHL)もご用意しています。※MHI-12.7は、低頭小頭六角穴付ボルトを使用した場合でも、あおり±1°、回転±2°に制限されます。※ミラーを取り付けて低頭六角穴付ボルトで固定する場合、六角レンチがミラーと干渉する場合があります。※回転・アオリ調整ネジを回してミラーを退避させてから、ボルトを締めてください。※ミラーホルダーをM4低頭六角穴付ボルトでベースに固定する場合、±1mmのクリアランスがあります。