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はんだこての種類と選び方

はんだこては、はんだ付けの作業には欠かせない道具です。一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。接合した金属間に電気を流すことを目的としており、電子回路や電線、コネクタなどの配線にも使われています。はんだこてとはどのような道具で、どのような種類があるのか紹介しましょう。

はんだこてとは

はんだこてとは、金属同士を接合させるはんだ付けの作業に必要となる道具のことです。電子回路で配線するためによく使用されており、強度を高めるというより、電気を通すことが優先されています。

はんだ付けとは、金属同士の接合部分にはんだを流し込み、金属同士をくっつけることです。はんだこてを使用してはんだを溶かし、金属同士の接合部分に合金層が形成されるように接着します。接合部分には溶接のような強度はなく、電気的に接合させる意味のみです。

はんだとは、錫と鉛を約6:4の割合で混ぜ合わせた合金で、約183度の温度を与えると溶け出します。金属のなかでも低い融点を持つのが特徴で、はんだこてを使用すれば簡単に溶かすことが可能です。はんだが溶ける温度は、母材となる金属を溶融することはなく、金属の接合部分に溶けたはんだが流れ込み、母材とよく馴染んで冷えることで接合しています。

はんだこての種類

  • セラミックヒーター
  • セラミックヒーター
  • 構造:タングステンで作ったヒーターをセラミックで包んで、こて先を内側から加熱
  • ハンダ付温度への到達:早い
  • 熱容量:普通
  • 価格:普通
  • こての長さ(作業性):短い(鉛筆を持つような感覚で作業可能)
  • オススメ用途:ICなどの電子部品のはんだ付け(絶縁性に優れる)
  • ニクロムヒーター
  • ニクロムヒーター
  • 構造:こて先にニクロム線を巻いて外側から加熱
  • ハンダ付温度への到達:遅い
  • 熱容量:高い
  • 価格:安い
  • こての長さ(作業性):長い
  • オススメ用途:学習キットやご家庭での使用、熱容量の必要な金属の接合
はんだこての種類

はんだこては、セラミックヒーターとニクロムヒーターの2種類に分けることができます。

セラミックヒーターは、タングステンで作ったヒーターをセラミックで包み込んで、こて先を内側から加熱するタイプです。はんだ付け温度への到達が早いのが特長で、こての長さは、短く鉛筆を持つような感覚で作業が可能となります。ICなどの電子部品のはんだ付けに向いており、絶縁性に優れているのも特長です。熱容量や価格は一般的となっています。

ニクロム線ヒーターは、こて先にニクロム線を巻いて、外側から加熱するタイプです。はんだ付け温度への到達が遅い、熱容量が高い、価格が安い、こての長さが長めといった特徴があります。学習キットやご家庭での使用に適しており、熱容量の必要な金属の接合にも使いやすいです。

はんだこての選び方

はんだこてを選ぶ場合、安いものでも充分という方は、2,000円前後の商品を購入しようと考えているかもしれません。最近では100円ショップでもはんだこてが売られていて、DIYや学習で使う程度ならこれくらいの金額が妥当だと考えるでしょう。しかし、安価なものは短時間で高温になる商品が多く、実はあまり適していないこともあるのです。

さらに用途で比較すると、電子部品に使用するなら絶縁性に優れるセラミックヒーター、家庭で使うならニクロムヒーターでもかまいません。簡単な配線程度でしたらニクロムヒーターの20〜30Wのものでも充分活用することが可能です。大型部品にはニクロムヒーターでも40〜60WとW数が高めのものや、温度調節機能のセラミックヒーターが適しています。電子部品の基盤に使用する場合は、小型のほうが作業しやすく、セラミックヒーターで温度調節ができるものがおすすめです。電子部品の耐熱温度は300℃のことが多く、温度調節ができれば、基盤の損傷を防ぎながらはんだ付け作業がしやすくなります。

はんだ付けに最適な温度は250℃を約3秒間保つことです。熱が不足すれば合金層ができず、熱がありすぎるともろくなってしまいます。3,000円程度でも買えるニクロムヒーターは、こて先が400℃以上になるよう設定されているので、単にはんだを溶かすだけの簡単な作業には最適です。良質な温度管理のためには、セラミックヒーターの温度管理付きが良いですが、価格帯は6,000円以上とやや高額になります。

はんだこてを選ぶ際には、必ず使用する用途を考えて選択してください。安いだけで選ぶのではなく、はんだ付けの質でも比較するのがおすすめです。家庭で簡易的に使用するのか、それとも精密機器となる基盤に使用するのかでも、はんだこての選び方は異なります。


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