木材用塗料の種類と特長 【通販モノタロウ】

木材用塗料の種類と特長

家具などの木工製品には、木材用の塗料を塗ることで仕上がりが良くなります。ただ塗料には様々な種類があるため、目的に合わせて適切な製品を選ばなくてはなりません。傷や腐敗から守ることが重要なのか、それとも見た目や安全性が重視なのか、塗料の特長や機能を考えて選定しましょう。
  • ニス
  • 本来は「ワニス」という名前でしたが、省略されて「ニス」という呼び名で定着しました。 乾性油と樹脂に有機溶剤を混ぜた保護剤で、薄いプラスチックのような透明な膜を貼って表面を保護します。下地本来の味をツヤ出しによって際立たせるような仕上がりになるでしょう。 油性・水性や光沢あり・なし、着色できるタイプなど種類がいくつか分かれるので、テーブルや床、工芸品など塗る対象に合わせて選択してください。
  • 使用目的:木材の保護
  • 仕上がり:透明で光沢あり。その他、セミグロスやツヤ消しといった質感のニスもある。
  • 特徴:硬い塗膜を作って表面を保護できる。反面、傷がつくと目立つ。
  • 乾燥時間:△(ベタつきが残る)
  • 耐久性:◎(特に油性ニス)

  • ウッドオイル
  • 合成樹脂などを原料とした木材用のオイル塗料です。 表面で塗膜を作るのではなく、中まで浸透して硬化するため、木の質感やぬくもりをそのまま残します。撥水性はないので、木彫り品や木製家具など屋内で使用する木工製品に塗布しましょう。 ニスと違ってツヤは出ませんが、乾燥後に乾拭きすることで素材のツヤを引き出すことが可能です。また木材に吸収されることで色の濃淡が生じるため、木材ごとに違う味わいになります。
  • 使用目的:木材の保護
  • 仕上がり:しっとりとした濡れ色に。木目がはっきりと浮かび上がり、暖かみが残る。
  • 特徴:日焼けしやすい。その分、木本来の経年劣化を楽しめる。
  • 乾燥時間:◎(拭き取りをすることで短時間での乾燥が可能)
  • 耐久性:△(色が変わりやすい)

  • ステイン
  • ステインとは、染み込んで着色するいわゆる「シミ」のこと。 木材用塗料では着色仕上げ材のことを指します。表面で塗膜を作らずに中まで染み込んで色をつけるため、ペンキと違って透明性があり、木目を強調しながら着色することが可能です。 安価な木材でも、高級な木材のように仕上げることができるでしょう。またハケの跡も残りにくく乾燥しやすいため、二度塗りにも向いています。
  • 使用目的:木材の着色
  • 仕上がり:木目がはっきりと浮かび上がる。光沢はなく、味わい深い色合いに。
  • 特徴:塗膜を張らないため汚れ・傷がつきやすい。その分、メンテナンスが容易。
  • 乾燥時間:◎(二度塗りも簡単)
  • 耐久性:△(水に濡れるとシミになることも))

  • 防虫・防腐ステイン
  • ステインに防虫剤や菌類の防止剤を配合し、防虫・防腐機能を追加した塗料です。 着色だけでなく虫や腐敗、製品によってはカビやキノコ類、紫外線などからも木材を守ることができます。材質が木である以上、腐敗や虫害のリスクは軽視できません。ひび割れや傷ができると、そこから菌や虫が入り込んでしまいます。 防虫・防腐効果のあるステインなら、木材に染み込んで内側から効き目を発揮することが可能です。
  • 使用目的:木材の防虫・防腐処理
  • 仕上がり:ステインと同様。木目がはっきりと浮かび上がる。
  • 特徴:着色だけでなく、防虫・防腐処理ができる。シロアリやカビに対応したタイプも。
  • 乾燥時間:◎(季節にもよるが、4〜8時間)
  • 耐久性:△(撥水性があるわけではないので注意)

  • ワックス
  • 蜜蝋や植物油から取れる蝋を原料とした保護剤です。固形タイプや半固形タイプ、ペースト状タイプなどがあります。 オイルと同様に浸透性の塗料ですが、ワックスは木材の表面に留まることで汚れから保護するため、濡れたような色合いになりにくい点が特長。白さを活かしたい木にも向いています。 触り心地も木本来の質感に近いでしょう。着色も可能ですが、しっかりと色をつけたい場合はステインなどと併用することをおすすめします。
  • 使用目的:木材の保護
  • 仕上がり:無塗装に近いサラッとした仕上がり。テカテカしない自然な光沢。
  • 特徴:ツヤを長持ちさせ、傷をつきにくくする。ただし塗膜が熱や水に弱いので注意。
  • 乾燥時間:◎(塗り重ねによるツヤ出しも可能)
  • 耐久性:○(内側と表面の両方から保護)

  • 漆風塗料
  • 「漆」は、漆の木から採取された樹液を原料とした、日本の伝統的な塗料です。その漆の鮮やかな色合いや風味を出すために、別の原料を使用して作った塗料が漆風塗料。 本漆を使用していないので臭いや乾燥時間が少なくて済みます。またかぶれる心配もなく、食器などにも使用可能です。赤や黄色、黒など、ハッキリとした色合いを出したい時におすすめ。また保護力も高いという特長があります。
  • 使用目的:漆のような仕上がりにする
  • 仕上がり:漆のような鮮やかな着色とキレイな光沢が得られる。
  • 特徴:本漆は入っていないため、かぶれない。
  • 乾燥時間:△(数日〜一週間かかることも)
  • 耐久性:◎(塗膜が硬くて柔軟)

<まとめ>

木材用塗料と一口に言っても、光沢が出るものや自然本来の素材感を引き出すものなど、種類によって全く仕上がりが異なります。塗料を選択する際は、出来上がった姿や使用しているシーンをイメージすると良いでしょう。