工具の通販モノタロウ > スパナ > スパナの使い方

スパナの使い方

スパナは、ボルト・ナットの締緩には欠かせないツールであり、どこの現場にも必ず1本はある基本的な工具でしょう。機械設備、エンジン、車両、建築、家具などあらゆる場面のボルトやナットに対して使用されており、その活用範囲は極めて幅広いものです。スパナの用途や使用上の注意点などについてご紹介します。

スパナの用途

スパナは、六角ボルトやナット、四角止めネジの締緩に利用される工具です。 もっとも基本的な製品として挙げられるのが、柄の両側に規格の違うヘッド部を持つ両口スパナ、片側にのみ持つ片口スパナ、さらに片側がスパナ、もう片側がメガネレンチとなった片目片口スパナなどです。また、頭部の先端が丸いものを丸形、尖っているものを槍型といって区別します。

  • 両口スパナ
  • 両口スパナ
  • 片口スパナ
  • 片口スパナ
  • 片目片口スパナ
  • 片目片口スパナ

スパナは非常に広範囲に利用される基本的なツールであるため、使用状況に合わせて使いやすく考案されたさまざまな種類の製品があります。代表的な種類をいくつか、用途と共にご紹介しましょう。

打撃スパナ

ハンマーで柄を打撃して強い力をかけることができるスパナです。通常のスパナでは動かないような、錆びついたナット類の取り外しや、増し締めが必要な部位に対して使用します。

打撃スパナ

タペットスパナ

通常のスパナより長くスリムな柄を持つスパナです。自動車のエンジン整備に使用します。

タペットスパナ

イグニッションスパナ

柄が薄く、スパナのヘッド部の角度が60°となっており(一般的な製品では15°)、狭く込み入った空間でも使用しやすいように設計されたスパナです。自動車の電装品の整備、電気機器の整備などで使用されます。

イグニッションスパナ

スパナの使い方

スパナの使い方は決して難しくありません。以下のような点を守って使用してください。

ボルト、ナットの締め始め

ボルト、ナットを締め始める際は、まずは手であらかたの締め付けを行ってからスパナを使用します。

ボルト、ナットの入れ方

ボルト、ナットがスパナの口の一番奥に当たるようしっかりとはめ込みます。さらに、ヘッド部分がボルト、ナットの頭と平行となるようにしましょう。 スパナに斜めの角度がついているとボルト、ナットに対して力を加える面の当たりが小さくなり、安定した回転が得られません。

回し方

スパナに力を込める際は、ボルトとナットを中心として円を描くように回転させます。スパナをボルト、ナットに少し押し付けるようにしながら回しましょう。柄の元の部分よりも、端の部分を握ったほうが、効率よく力が伝わります。

ボルト、ナットが外れない場合

硬く締まってなかなか動かないボルトとナットを外したい場合、まずはボルト、ナットの頭に油をさしてしばらく置き、なじませてから回すと簡単に回ることがあります。

使用上の注意点

スパナの使用の際は、どのような点に注意すべきなのでしょうか。ポイントを絞って注意点をご紹介します。

サイズの適合に注意

スパナは、ボルトとナットのサイズに合ったものを使用しましょう。ボルトとナットに対してスパナが大きいとうまく力が伝わらないばかりか、ボルト・ナットの頭がつぶれるおそれがあります。

過大トルクの禁止

ハンマーでスパナの柄を叩いて締め付けたり、柄にパイプを継ぎ足して大きな力を掛けて回したり、スパナを2本つなげて力を掛けたり(2丁がけ)してはいけません。 工具やボルト、ナットの許容以上の力をかけると、破損の可能性があり危険です。ただし打撃スパナにおいては、正しい使用方法での打撃に限り、ハンマーで打撃を加えることが許可されています。

安全に注意

スパナに力を込めすぎると、スパナがボルト・ナットから滑って外れ、手指などを怪我することがあります。安全には十分に注意して作業を行ってください。

乱雑な扱いの禁止

スパナをハンマー代わりに使用したり、水濡れや油汚れを長期間放置したりといった乱雑な扱いをしてはいけません。

<まとめ>

スパナは活用頻度の非常に高い基本的な工具です。正しい使い方での使用を心がければ、ボルト、ナットを適切に取り扱えるだけでなく、工具そのものも長持ちすることでしょう。