シリンジの先端形状と筒先位置について 【通販モノタロウ】
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シリンジの先端形状と筒先位置

注射器のシリンジにはいろいろな種類があり、また筒先の位置も中口と横口の2種があります。先端部の形状や筒先位置によって、強度や着脱の難易度、用途がそれぞれ大きく異なるものです。 ここでは、シリンジの先端形状の種類や筒先位置による違いについてご説明いたします。シリンジのご選択の際にお役立てください。

シリンジ(注射筒)とは

シリンジ(注射筒)とは、注射器(および浣腸器など)のうち注射針またはプランジャ(押子)以外の筒状の部分のことを指します。一般的な注射器においては、液体を保持する機能をもつ部分にあたります。

シリンジはガラス製と樹脂製のものがあり、現在ではディスポーザブル用途として樹脂製のものが主流です。またシリンジの用量は、予防接種やインスリン注射などに用いる0.25mlや1ml程度の極めて小容量のものから、1,000ml程度の大容量のものまでさまざまあります。

注射器・注射針の販売資格について

注射器は薬事法で「一般医療機器」に分類されるもので、販売に際しては許可・届け出は不要です。

注射針(先の尖ったもの)は薬事法で「管理医療機器」に分類されるもので、販売に際しては届け出が必要です(医療器具販売業)。ただし、先が尖っていない針、先端90°カット針等の販売には届け出は不要です(工業用ニードル等)。

先端形状の種類

シリンジの先端部の形状にはいくつかの種類があります。それぞれの特長について解説しましょう。

ルアースリップ式(ルアーチップ式)

ルアースリップ式(ルアーチップ式)

シリンジの先端の凸部がシリンジ本体と一体成形されているタイプのものです。端部はテーパ状となっており、注射針をはめ込んで接合します。着脱が簡単なので、注射針を頻繁に付け替えて使用する場合に最適です。素材はガラス製・樹脂製の双方の製品があります。

ルアーロック式

ルアーロック式

シリンジ先端部にロック機能が付いており、しっかりと注射針を接続したいケースに向いているタイプです。固定のための構造はISOにより明確に定められています。 主なタイプは、樹脂製の先端部に注射針をねじこむタイプと、先端部に設けられた金属製の金具で接合するタイプの2種類です。外れにくく頑丈に接合できるため、抗がん剤のライン接続といった場面で使用されています。

ルアーメタル式

ルアーメタル式

金属製の金具でできた先端部で、強度が高いのが特長です。

浣腸式

浣腸式

浣腸および膀胱洗浄に使用する浣腸器等の器具に見られる形式です。体内に挿入するため、若干丸みを帯びた先端部となっています。

※カテーテルチップ型

カテーテルチップ型

カテーテルに接続するためのカテーテルシリンジの先端部は、通常の注射器用シリンジの先端部に比べて太い、カテーテルチップ型と呼ばれる形状になっており、両者のサイズは明確に異なっています。 これは、カテーテルシリンジと注射器用シリンジの取り違えによる液剤投与過誤を防ぐために定められた仕組みです。

筒先位置の種類(中口、横口)

シリンジの筒先の位置には中口と横口の2種があり、それぞれ使い勝手や用途が異なります。

中口

中口

端部の円の中心から筒先が伸びている一般的なタイプの筒先です。0.25mlから5ml程度の微量・少量の注射器、10ml程度の中用量の注射器に見られるタイプです。

横口

横口

筒先が円の中心部からずれており、円周部に近い位置についているタイプのものです。10ml〜1,000ml程度の大容量の注射器に使用される形状で、小容量の注射器では見られません。 筒先の位置がずらされていることにより、採血の際に浅く角度をつけて使用でき、空気抜きも容易に行える構造になっています。

<まとめ>

注射器のシリンジには、ルアースリップ式(ルアーチップ式)、ルアーロック式、ルアーメタル式、浣腸式などのいくつかの種類に分類することができ、さらに筒口の位置も用途や液剤の容量によって中口・横口の2種類があります。それぞれの製品は使い勝手や性能が大きく異なりますので、目的に適合したシリンジをご使用ください。


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