電気式はんだこての種類と特長
電気式はんだこて
はんだ付けをするための加熱工具です。

特長
基板、リード線、端子、板金などのはんだ付けに最適です。はんだ(スズと鉛の合金)と接合しようとする金属に充分な熱を加え溶融し、接合します。
接合しやすいものは、スズ・鉛・銀・金・銅・真鍮・ニッケル・鉄です。
接合できないものは、アルミ・クロム・鋳鉄(鋳物)です。
鉛フリーはんだの特性

環境問題により、鉛を含まないはんだが主流となってきました。鉛(Pb)を含まないため、はんだの流動性が低下して、はんだ付け性が悪くなります。
また、従来のはんだに比べて融点が高くなり、フラックスが炭化したり、はんだの飛散につながったりします。
注意事項
- ・鉛フリーはんだを使う時には鉛フリーはんだ対応のものを使用してください。
- ・空焼きをするとはんだこてに負担がかかり長持ちしません。(※通電したまま放置しないでください。)
ステーション型はんだこて

特長
ステーション部で温度設定ができます。また作業内容によってこて先の使い分けが可能なので、複数のこてを使用する場合に最適です。
また、鉛フリーはんだ付けでリワーク、修正に最適です。
- 温度(°C)を確認してください。
- こて先形状を確認してください。
- 消費電力(W)を確認してください。
- より正確な温度管理が必要な場合はステーション型から選んでください。
ココミテvol.2より転載