被害者の司法プロセスへの参加は,裁判で下される判決に影響を及ぼすのか,あるいは及ぼさないのか.本書は,法社会学および心理学の知見をふまえ,被害者にかかわるどのような要素が量刑判断を左右するのか,実証的に分析する.従来の研究に見直しを迫る「法と心理学」の到達点.